アップルは先月、 次期iOS 17.4を3月に配信することを発表しました。すでにベータ版から判明している、新機能の数々を振り返っておきましょう。
EUにおけるApp Storeの変更
EUのデジタル市場法(DMA)に準拠するため、アップルはApp StoreやSafariなどに大きな変更を加えることを発表しました。これらはEUに属する27か国に住むiPhoneユーザーだけに提供されます。
まず第1に、EUにおいては代替アプリストアと代替支払い方法(アプリ内課金以外の決済方法)も許可。ほか、iPhone上でアップルのWebKit以外のウェブエンジン(描画エンジン)を使うことが可能に。繰り返しになりますが、これらは日本は関係ありません。
Apple Podcastの文字起こし
iOS 17.4から、アップル純正Podcastアプリに文字起こしが提供され、リスナーはエピソードの全文を読んだり、特定の単語やフレーズを検索したり、文字ををタップして特定の部分にジャンプできるようになります。
アップルによると、新しい話数が公開されると、自動的に文字起こしが生成されるそうです。iOS 17.4では英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語に限られますが、日本語も追加を期待したいところです。
HomePod向けSharePlay
アップル製品のユーザーが一緒に音楽を聴けるSharePlayが、HomePodスピーカーにも拡大します。これにより、家族や友人がリクエストを承認すれば、HomePodで再生中の音楽を制御できるようになります。今のところMusicアプリに限定されていますが、特に定額プランApple Music+への加入は必要ありません。
新たな絵文字
iOS 17.4では、壊れた鎖、茶色いキノコ、横/タテに揺れる頭、ライム、不死鳥などの新しい絵文字が追加されます。
次世代CarPlayも実現?
iOS 17.4初のベータ版には、8つの新しいCarPlayアプリの手がかりが含まれていました。自動設定や車載カメラ、充電や気候、温度に閉鎖、メディアとタイヤ空気圧、トリップといったところです。
Source:MacRumors