有機ELディスプレイを搭載した「次期iPad Pro」は160ドル(約2万4000円)程度の値上げが予定されていると、台湾紙のDigiTimesが報じています。
次期iPad ProではiPadシリーズとして、初めて有機ELディスプレイを採用することが期待されています。有機ELディスプレイはコントラスト比や省電力性能でメリットがあるものの、11インチモデルが1500ドル(約21万5000円)、13インチモデルが1800~2000ドル(約26万円~29万円)へと大幅に値上げされるとの情報も登場しています。
DigiTimesは具体的な価格を示していないものの、160ドルの値上げが正しければ、11インチモデルは959ドル(約14万円)から、13インチモデルは1259ドル(約19万円)からとなります、かなり高価ではありますが、以前の情報よりは常識的な値段といえそうです。
Apple(アップル)はすでにiPhoneシリーズにて、有機ELディスプレイを採用しています。一方でiPad Proに搭載される有機ELディスプレイは、Appleが薄型デザインを実現する「タンデムスタックデザイン」などの新技術にこだわっているため、調達コストが高くなるとの観測も登場しています。
次期iPad Proでは有機ELディスプレイへの移行だけでなく、よりMacBookに近いデザインの「次期Magic Keyboard」の登場も期待されています。それらの周辺機器を考慮すると、トータルではかなり高額な製品となりそうです。