アップルが折りたたみ式iPhoneを開発中であるとの噂は、先日も独自の情報源を持つニュースメディアThe Informationが報じていました。
それに続き、ディスプレイがアップルの厳しいテスト基準を満たさなかったため、折りたたみiPhoneの開発が一時棚上げされたと著名リーカーが主張しています。
中国のSNS・Weiboを拠点とするFixed Focus Digital氏は、約170万人ものフォロワーを誇るテック系リーカーです。その投稿によると、アップルは折りたたみデバイスの研究・開発の一環として、競合他社の折りたたみスマートフォンをテストしており、その作業は2016年から続けているそうです
アップルが社内でテストしている折りたたみiPhoneのうち、少なくとも1台はサムスン製のディスプレイを使用。サムスンはアップル製品にディスプレイパネルを供給する主要サプライヤーであり、過去にもアップルに折りたたみ画面のサンプルを送ったとの報道もありました。
また昨年末にも、サムスンはアップルの折りたたみ製品に対応するため、アップル担当チームを再編成したとの噂話を、韓国の電子業界誌The Elecが伝えていました。
しかし、今回の情報源はサムスンの最新式折りたたみパネルがアップルの厳しい社内テストのもと「数日で故障した」と主張。これにより、同社の高い基準を満たせるパネルが開発できるまで、プロジェクト全体を凍結することになったと述べています。
今回の発信源であるFixed Focus Digital氏は、未発表の折りたたみスマホに関して盛んに情報を発信しています。が、アップルの噂については過去の実績がなく、どこまで信ぴょう性があるか不明です。
また、この噂話が正しかったとしても、同時進行中とみられる折りたたみiPadの開発にどう影響を及ぼすのかが興味深いところです。The Elecは先日、アップルが早ければ2026年~2027年頃に7インチ後半~8インチ前半の折りたたみ機器の発売を検討しており、それがiPad miniを置き換えるかもしれないと報じていました。