サムスンはGalaxy S24シリーズにおいてグーグルと協力し、生成AI機能の一部として同社の「Gemini Nano」を搭載しました。両社はさらに次世代機「Galaxy S25」シリーズでも提携を続け、第2世代Gemini Nanoを利用可能にするとの噂が報じられています。
リークアカウントの@negativeoneheroは、グーグルの第2世代「Gemini Nano」バージョンがGalaxy S25シリーズに採用され、サムスンが同製品でのオンデバイスAIを進化させるため、グーグルとの協力を始めたと述べています。
Google's next-generation generative AI 'Gemini Nano' version 2 will be applied to Samsung Electronics' Galaxy S25 series to be released next year. Samsung Electronics recently began collaboration with Google to evolve the Galaxy S25's on-device AI, including generative AI.
— Nguyen Phi Hung (@negativeonehero) April 17, 2024
オンデバイスAIとは、外部のクラウドサーバーに依存せず、スマホ内で処理を完結させる仕組みのこと。サムスンの「Galaxy AI」はオンデバイスAIとクラウド依存AIが混ざっており、そのうちGemini Nanoはオンデバイスに属しています。
オンデバイスAIを動かすには、かなり強力なプロセッサを搭載する必要があります。先日もGalaxy S25シリーズにサムスン製の次期チップ「Exynos 2500」あるいはクアルコム製の「SnapDragon 8 Gen 4」が搭載されるとの台湾サプライチェーン情報がありましたが、どちらも強力なAI処理能力を備えるとみられ、今回のリーク情報と符合しています。
今のところ、第2世代Gemini NanoがGalaxy AIに追加の機能をもたらすのか、「リアルタイム通訳」など既存のものを強化するに留まるのかは不明。
ともあれ、Androidスマホでは最高クラスのハードウェアを製造するサムスンと、生成AIの最前線を行くグーグルが再びタッグを組むことで、Galaxy S25シリーズはさらに使いやすくなると期待したいところです。
Source: @negativeonehero
via: Wccftech