サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6」に、新たなラインアップが追加されるとの噂が何度も報じられてきました。この新機種が「Ultra」ではなく「Slim」であり、標準モデルよりも高価になると著名リーカーが主張しています。
Androidの未発表製品に詳しいIce Universe氏は、サムスンがGalaxy Z Fold6 Slimの準備に取り組んでおり、これは「Ultra」ではないと中国SNSのWeiboで述べています。
同氏によれば「Ultraではなく、ただ薄いだけ」とのこと。つまり、標準モデルよりも仕様がアップグレードされているわけではなく、薄さに特化したバージョンになるようです。
性能が落ちているわけではないものの、薄さと引き換えにSペンが使えないともIce Universe氏は述べています。このスリムモデルが薄型化のため、デジタイザー(ペン入力を読み取る層)を省くことは、信頼性の高いディスプレイ専門アナリストのRoss Young氏も伝えていました。
最も注目すべきは、仕様のアップグレードやSペン対応がなくても、Galaxy Z Fold6 Slimは標準モデルよりも高いと示唆されていることでしょう。
サムスンと競合するアップルも、2025年には「iPhone 17 Slim」を、Pro Maxよりも高い価格で発売するとの噂もありました。スマホの薄型化は、それほど難しい技術が必要なのかもしれません。
サムスンは7月10日に噂される「Galaxy Unpacked」イベントで、次期「Galaxy Z Fold6」や「Galaxy Z Flip6」を発表する可能性が高いと見られています。
しかし上記のYoung氏は、Galaxy Z Fold6 Slim用の画面パネル出荷が2024年第4半期だと述べ、2025年初頭に「Galaxy S25」シリーズと同時に発表する可能性を示唆していました。
かたや「Galaxy Z Fold6 Ultra」はスリムモデルとは別にあり、韓国国内だけで限定発売されるとの噂もあります。サムスンは今年から来年にかけて折りたたみスマホのバリエーションを次々と投入し、ユーザー人口を広げる狙いかもしれません。
Source: Ice Universe(Weibo)
via: Gizmochina