サムスンは先週の新製品発表イベント・Galaxy Unpackedにおいて、「新たなXRプラットフォーム」が2024年中に登場すると予告していました。おそらくヘッドセットだろうとみられていますが、2023年2月のイベントでもXR製品に言及しており、発売時期を絞り込んだ形です。
このXR製品の発売時期が2段階になるとの噂が報じられています。
米ニュース専門サイトのBusiness Insiderによると、クアルコム製チップ搭載のAndroid XRヘッドセット(開発コード名「Moohan」)は開発者向けバージョンが10月に、一般消費者向けは2025年3月に発売する予定とのこと。どのような形で発表するのか、特別イベントを開催するのか、それ以上の詳しいことは明らかになっていません。
今回の記事によれば、もともと本製品は今年の第1四半期に発売予定だったとのこと。しかし、Apple Vision Proが2月に発売されることもあり、サムスンの首脳陣が「このデバイスがユーザーを魅了するには十分でないことを恐れている」ため、何度も延期されたと伝えられています。
その一方、サムスンが最初に製造するのはグーグルのARソフトウェアを搭載したメガネ(型デバイス)になるとの憶測が社内で流れていると、事情通の2人の従業員が語っています。
グーグル自らは、消費者向けのXRハードウェアを製造する計画はないとのこと。かつて同社は独自のARメガネ「Project Iris」を開発していましたが、そのプロジェクトを中止したとの報道が昨年6月にありました。最新のBusiness Insiderの報道によれば、Irisに取り組んでいたARハードウェアチームをおそらく1月には解雇したとのこと。
アップルの空間コンピュータVision Proは、3500ドル(約55万円※)~もの高価さのため米国では売上が苦戦していると報じられていました。サムスン製ヘッドセットは、お求めやすい価格を期待したいところです。
※1ドル=約158.6円で換算(2024年7月16日現在)
Source: Business Insider
via: 9to5Google