音楽ストリーミング大手のSpotifyは、数年前にロスレス再生に対応した「Spotify HiFi」を発表しました。が、その後も何度か噂は流れながらも、いまだに実現していません。昨年3月にも「ある時点で登場」と予告しましたが、公の動きはそれ以降ありませんでした。
そんななか、同社の決算説明会で、ダニエル・エクCEO自らが、米国では月額17~18ドル(約2600〜2700円※)で提供する予定だと語りました。
※1ドル=約153円で換算(2024年7月25日現在)
エクCEOは、「Spotifyのずっといいバージョンを提供する」として、現在のPremiumプランより5ドルほど高いものを考えていると発言。通常のSpotifyが持つ全機能を備えながら、「よりコントロールしやすく、全体的に高品質」のデラックスバージョンになると述べています。
とはいえ、まだ「初期段階」であり、「話す準備ができていない」新機能もあるとのこと。どうやらSpotifyの「デラックス」版には、HiFi以外の追加サービスも含まれているようです。
同社は公式には一切の情報を明かしていませんが、今年6月に米ブルームバーグは「特定のアクティビティや日付、時期に基づいた」カスタムプレイリストを瞬時に作成できる」と報じていました。各ユーザーの行動に基づき学習・適応し、最終的にはユーザーの指示なしで自動的にプレイリストを作ってくれるというものです。
また、既存のPremiumプラン契約者が5ドル程度の追加料金を支払う「アドオン」方式になるとも伝えていました。合計で月額18ドルといえば、最近の円安のもとでは約2700円になりますが、日本での提供価格も気になるところです。
Source: 9to5Mac