「お尻みたいな飛行機」が初仕事に向けて準備中! 機内は高級ホテル!?

ink_pen 2025/2/7
  • X
  • Facebook
  • LINE
「お尻みたいな飛行機」が初仕事に向けて準備中! 機内は高級ホテル!?
佐藤まきこ
さとうまきこ
佐藤まきこ

大学時代に細胞培養の研究を専攻した後、メディア・広告の世界へ。雑誌編集者や広告のプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのプランナー、エディターとして活動中。ハワイ、オアフ島在住。Instagram: @hawaii_milestone

「空飛ぶお尻」と表現される大きく膨らんだボディが特徴的な航空機。飛行機と飛行船のハイブリッドとも言える、世界最大の大型航空機を利用した観光旅行が企画されているのをご存知ですか?

↑大きなお尻が空を飛ぶ(画像提供/Hybrid Air Vehicles Airlander/YouTube)

 

この航空機は、英国のハイブリッド・エア・ビークルズが手がける「エアランダー10」。全長92mの機体はディーゼルエンジンのプロペラを搭載。浮力を得るためにヘリウムガスも充填され、時速130kmで飛行します。

 

5日間以上の飛行が可能なエアランダー10は、従来の航空機と同じように滑走路に着陸するだけでなく、野原や海など、ほぼあらゆる地面に着陸できるそうです。

 

内部は、専用バスルーム付きのベッドルームのほか、航空機ならコックピットにあたる機体前方エリアは、眺望の開けたラウンジにもなっており、高級ホテルの一室がそのまま空を飛んでいるとでもいう感じでしょうか。

 

そんな空飛ぶお尻の初の仕事はスペインで行われる予定で、北極圏行きの観光旅行計画も予定されています。

 

エアランダー10は、2016年に初飛行を成功させ、現在は複数の航空機を量産させる段階に来ており、英国にある工場では、毎年24台を生産する予定とのこと。

 

ただし、2度目の試験飛行で、負傷者は出なかったものの野原に突っ込んでしまい、それ以来、着陸時にコックピットを守るための巨大なエアバッグのようなものが追加されています。それでも、この航空機は従来の航空機と比べて二酸化炭素排出量を低く抑えられるとも言われており、空の新しい乗り物として活用される可能性を秘めています。

 

2029年までに人を乗せて上空を飛ぶことになるかもしれないエアランダー10の行方に、注目が集まっています。

 

【主な参考記事】

The Sun. BUM FLY WITH ME World’s biggest aircraft dubbed the ‘flying bum’ FINALLY has date for takeoff with Spain and Arctic blimp trips lined up. January 27 2025

Related Articles

関連記事

もっと知りたい!に応える記事
Special Tie-up

注目記事

作り手のモノ語りをGetNavi流で