人と差をつける腕時計を選ぶための4つのポイント――「WATCH NAVI 4月号2018 Spring」

ink_pen 2018/5/11
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人と差をつける腕時計を選ぶための4つのポイント――「WATCH NAVI 4月号2018 Spring」
元城健
もときけん
元城健

1985年、秋田県生まれのライター。建築やサイエンス、旅行などの分野で活動するフリーライター。趣味は廃墟巡りなど。旅行中に鉄道の知識も芽生えてしまい、先日は北陸新幹線「かがやき」の一番列車のチケットを入手してしまったほど。どんなところでも生活できることが特技。

 

取扱店が少ないブランドは長く愛用できる?

取扱店が全国にわずか21店しかないコルムや、8店のポルシェ・デザイン、9店のH.モーザーなど、“取扱店舗数”がそもそも少ないブランドは人とかぶることは少ないといえます。

 

また、世界最高級ブランドのパテックフィリップもわずか30店、オーデマピゲも13店しかありません。取扱店舗数を絞ることは、必然的に希少性を生み出します。また、量産を行わないぶん、万が一のことがあってもきめ細やかなサービスが受けられるのもメリットのひとつです。

 

腕時計は丁寧に扱えば、一生使い続けることができるケースも少なくありませんから、“長期修理”を受け付けているかどうかも、選ぶときのポイントになります。

 

例えば、パテックフィリップやオーデマピゲは、100年以上前のモデルでも修理を受け付けています。お値段は決して安くありませんが、そのぶん親から子へと受け継げるのですから、ロマンを託すにはぴったりですね。

 

新興ブランドも負けていません

腕時計の世界では創業から100年を超えるブランドが珍しくありません。あえて、“フレッシュブランド”に目を向けてみましょう。

 

2008年に創業したモリッツ・グロスマンは、まだまだ歴史の浅いブランドです。しかし、ドイツの時計づくりの伝統を受け継ぎ、少数の職人が手作業で制作し、そのクオリティに注目が集まっています。2001年に創業したリシャール・ミルは、1本1000万円超が当たり前という超高額な時計ですが、セレブの間で人気が急上昇。成功者のシンボルとして語られるようになっています。

 

国産ブランドでは、2005年に立ち上がったミナセが注目株です。秋田県の雪深い山奥で、職人が手仕事で組み立てています。30万円台から購入できますので、国産で質の高い時計にこだわる人におすすめです。

 

腕時計の奥深い世界に触れよう

いかがでしたでしょうか。本書には様々なブランドがずらりと紹介されています。腕時計といえばロレックスやオメガ、セイコーしか知らないという人にこそ、ページをめくっていただき、奥深い世界に触れていただきたいと思います。

 

「腕時計は選んでいる時が一番楽しい」と言う人もいます。じっくりと悩んで、オンリーワンの1本を手にしてくださいね。

 

【書籍紹介】

WATCH NAVI 4月号2018 Spring

著者:WATCH NAVI編集部
発行:学研プラス

一体どれが価値ある時計? いまやヒト桁万円~1億円までと価格レンジが広がり、多様化する時計の魅力。巻頭特集では素材や機械の根本的な魅力から、全世界での生産本数、日本での取り扱い店数などまで考察し、その価値を再定義する。

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