見たい作品が適正料金で見られるかの見極めがカギ
わずか1000円前後の月額料金からは考えられないほど充実したコンテンツ数を誇り、利用者数を急上昇させているのが、定額制VOD(ビデオ・オン・デマンド/動画見放題)サービスです。数年前までは海外ドラマなど特定ジャンルのファンに愛好される知る人ぞ知るサービスでしたが、昨年9月、世界最大手・Netflixが日本に上陸。一躍話題の中心になりました。同月には、驚異的なおトクさで業界を震撼させたAmazonプライム・ビデオもスタート。これに対抗する形で従来サービスも作品数などを拡充させ、国内ドラマ、アニメ、バラエティ番組など、あらゆるジャンルの映像を網羅的に、しかも低価格で楽しめるようになりました。
一見似たようにも思える各サービスですが、作品数やラインナップ、決済システムなどには大きな違いがあります。当記事では、各社のサービス内容やコンテンツ、プラスアルファの機能など、意外と知られていないVODの真実を紹介。失敗しない選び方を指南します。今回は、dTV、Netflix、Huluの3社をご紹介!
会員数・作品数No.1! 月額ワンコインで見放題!
「dTV」 月額540円
エイベックスが運営する映像配信サービス。NTTドコモユーザー以外でも契約できます。映画やドラマ作品のほか、音楽・マンガなどの独自ジャンルがあり、約12万本の作品が見放題。月額540円という低価格も魅力です。最近では、「進撃の巨人」や「テラフォ―マーズ」といった映画作品のスピンオフコンテンツなどを積極的に配信しており、dTVでしか見られない作品が充実してきています。
テレビ感覚で使えるこだわりUIが使いやすい
【基本データ】
利用料金(月額):540 円
無料期間:31 日間
コンテンツ数:約 12万 本(PPV作品なども含む)
4K対応作品の有無:○
決済方法:クレジットカード、ケータイ払い(NTTドコモのみ)
対応デバイス:iOS、Android、Windows、Mac、対応テレビ、VODプレーヤー
画質:SD/HD/4K
世界最大手サービスはコンテンツの“質”に自信アリ
「Netflix」 月額702円~1566円(画質・サービス内容によって異なる)
昨年上陸した世界最大手のサービス。視聴できるコンテンツ数は非公開ですが、海外ドラマを中心に上質なオリジナル作品が揃います。4Kコンテンツの充実度も随一。世界同時配信のオリジナル作品は、原則として4K画質で楽しめます。6月3日に世界同時配信を開始した「火花」など、今後、多数のオリジナル作品が配信される予定です。
複数プロフィールを作成し家族全員で安心して使える
【基本データ】
利用料金(月額):ベーシック(SD)702円、スタンダード(HD)1026円、プレミアム(4K UHD)1566円
無料期間:1 か月
コンテンツ数:非公開
4K対応作品の有無:○
決済方法:クレジットカード、PayPal、Netflixギフトカード、iTunes、ケータイ払い(ソフトバンク)
対応デバイス:iOS、Android、Windows、Mac、対応テレビ、VODプレーヤー、PS3/PS4、Wii U
画質:SD/HD/4K UHD(プランにより異なる)
圧倒的な海外ドラマ充実度&国産コンテンツにも強い!
「Hulu」 月額1007円
日本国内の動画見放題サービスを黎明期から牽引してきた老舗。2014年に日テレ傘下に入ったことで、自慢の海外ドラマ・映画だけでなく、バラエティなどの国内コンテンツも充実しました。特撮や旧作キッズアニメに強いのも特徴。尾野真千子主演のオリジナルドラマ「フジコ」など、独自コンテンツの制作にも力を入れています。
人気専門チャンネルの注目番組も見放題に
【基本データ】
利用料金(月額):1007 円
無料期間:2 週間
コンテンツ数:2万本以上
4K対応作品の有無:―
決済方法:クレジットカード、Huluチケット、PayPal、ケータイ払い(NTTドコモ/au/ソフトバンク)
対応デバイス:iOS、Android、Windows、Mac、対応テレビ、VODプレーヤー、PS3/PS4、Wii U
画質:HD
【URL】
dTV http://video.dmkt-sp.jp/
Netflix https://www.netflix.com/jp/
Hulu http://www.hulu.jp/