ボードゲーム芸人が選出した2020年発売の「やらないと人生損するボードゲーム」10選

ink_pen 2021/1/1
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ボードゲーム芸人が選出した2020年発売の「やらないと人生損するボードゲーム」10選
松田義人
まつだよしひと
松田義人

音楽事務所、出版社勤務などを経て2001年よりフリーランス。2003年に編集プロダクション・デコ有限会社を設立。出版物(雑誌・書籍)、WEBメディアなど多くの媒体の編集・執筆にたずさわる。エンタテインメント、カルチャー、乗り物、飲食、料理、企業・商品の変遷、台湾などに詳しい。台湾に関しては、自著が複数あり。

ボードゲームの難解であえて手間がかかるところこそが魅力

ーー解説だけを見ると、すごく複雑そうなゲームフローのものが多い印象です。

 

いけだ そうですよね。特に海外のボードゲームの解説は、ゲームフローの中にちょっとジョークを入れているものもあって、話をややこしくしてるという(笑)。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、家の中でボードゲームを楽しむ方が通販などで買うケースも増えたようですが、そこでも皆さん「こんなにルールがあるの?」「ルールの意味がよくわからない」といった声は多かったようです。でも、そんな中でボードゲームのルールをわかりやすく解説するユーチューバーが出てきたりして、結果的にさらに裾野を広げることにもなっているようです。

今回おすすめしたゲームは様々なタイプがあり、たしかに解説するとなると難しそうだし、実際に人を集めて、ボードを広げてするというのもデジタルゲームに比べれば実に手間がかかる。でも、いろんなものが便利になる今の時代だからこそ、手間のかかるゲームっていうのがエモいんじゃないかと思います。

ーー今、静かに人気が拡大しているというボードゲームの世界ですが、2021年以降はどうなっていくと思いますか?

 

いけだ ボードゲームのファンには、大きく分けるとコアゲーマー、ライトゲーマーがいますが、ライトゲーマーが増えてきて、全体の遊戯人口を増やしているようなので、今後はよりシンプルなわかりやすいボードゲームが増えるかもしれませんね。

その一方で、既存のボードゲームをスマホのアプリで楽しめるようなものも結構出てきていて。カードに書いてある日本語以外の言葉を、Google翻訳の発音で聞きながら進めていく「ホッタイモイジンナ」というゲームが有名ですけど、デジタルとアナログ、それぞれの良さを融合させたゲームも増えるかもしれません。

いずれにしても、自分とは違う誰かと楽しめるもので、繰り返しやりたくなるようなゲームが増えると良いなと思います。一緒にやる相手によっても、面白さがまるで変わるところもゲームの楽しさの一つ。今回ご紹介したボードゲーム、ぜひ挑戦してみて欲しいですね。

↑各ボードゲームが持つ難解なルールを、できる限りわかりやすく解説してくださったいけださん

 

事前の情報だけでは、完全な理解ができないボードゲームが多かったですが、「やりながら覚える」「やりながら面白さを見つける」こと自体もまた、ボードゲームの魅力の一つでもあるように思いました。ハードルが高そうに感じながらも、一度ハマると抜け出せなくなるようにも感じるボードゲームの世界。ぜひ触れてみてはいかがでしょうか。

 

撮影/我妻慶一

 

 

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