かねてから、サウナは“身体に良い”とされていましたが、ここ最近、これまで以上にサウナの効能に注目が集まっているのをご存知でしょうか?
サウナの最も基本的な入り方は、サウナ浴と水風呂を繰り返す「温冷交代浴」に、休憩を取り入れた方法。それぞれの時間の目安は、サウナ浴8~12分、水風呂1~2分、休憩8~12分程度。サウナ→水風呂→休憩を1セットとして考え、これを2~3セット繰り返すと良いとされています。
(ガマン比べのように、長時間サウナ室に居座る人もいますが、あまり意味がありません! そしてちなみに、サウナでアルコールは抜けません。飲酒後は脱水症状になりやすいので注意!)
サウナ室で身体を温め、その身体を水風呂で急速に冷やすことで、血管や神経に刺激が加わり、自律神経が活性化して身体本来の働きを呼びますことができます。
それぞれの医学的効能はザッとあげるだけでも下記のように多岐! さらに、【サウナ浴】【水風呂】【休憩】の3ステップを組み合わせることで効果は最強になります。
【サウナ浴の効能】
血行が良くなる→肩こりが改善!
細胞の再生が活性化する→免疫力が上がる!
発汗で疲労物質が排出される→疲労が軽減される!
【水風呂の効能】
自律神経が活発になる→活力がわく!
皮膚が引き締まる→湯冷めしにくくなる!
血圧が上昇・下降する→低血圧が改善する!
【休憩の効果】
いつもより深くリラックスできる→ストレス解消を促す!
血圧・脈拍数が整う→身体への負担が減る!
と、効能を挙げてみましたが、そもそも水風呂が苦手な人も結構いるのではないでしょうか?
じつは、水風呂を用いた「温冷交代浴」以外にも、効果的なサウナの入り方があるのです。次で紹介していきましょう。
水風呂が苦手な人のためのサウナの入り方1
低温のサウナにゆっくり入る→ストレス解消・不眠症改善に効く!
「低温浴」
70℃前後(比較的低温)のサウナ室に15~20分入ります。サウナ室を出たら足に桶2~3杯ぶんの水をかけ、身体をよく拭いて20~30分安静にします。
低温のサウナにゆっくり入ると、神経の働きが静まって緊張が解けてストレスが解消。神経の働きを活動的な状態から休息の状態へと自然に転換するため、快適な睡眠を促す効果もあります。
水風呂が苦手な人のためのサウナの入り方2
高温のサウナに繰り返し入る→汗を出し切って減量!
「繰り返し浴」
90℃ほどの高温サウナに10~15分入浴。そして、水風呂やシャワーは避けて休憩。これを、サウナ浴の時間を2~3分ずつ短くしながら3~4セット繰り返します。
こうすると、効率よく汗をかくことが可能。汗で体内の水分が出たぶん、一時的に体重が減り、大量に発汗すると代謝が良くなって痩せやすい体質に変わります。
水風呂が苦手な人のためのサウナの入り方3
高温のサウナに短時間入る→まぶたの痙攣や肩こりなどを解消!
「高温短時間浴」
シャワーを浴び、90℃ほどの高温サウナに8分程度入ります。
神経に疲労が溜まると、まぶたの痙攣や肩こりなどの症状が出ますが、熱いサウナに入ると皮膚に刺激が加わり、神経の調整能力が向上。自らの抵抗力が高まります。これにより神経疲労が回復し、症状が抑えられるのです。
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