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2016/8/23 19:00

みんなで楽しめるゾンビ&ホラー! 「東京ジョイポリス」のVRアトラクションは完成度の高さがスゴイ!

ダイバーシティ東京の「VR ZONE Project i Can」や東京駅Kitteの「Galaxy Studio」など、これまで数々のVRアトラクションをレポートしてきました。ですが、これらはすべて期間限定イベントであり、秋葉原のG-Tune:Garageに関してはPCショップのプロモーションの一貫として行われたもの。ですがこの度、期間限定ではないレギュラーのアトラクションとしてVRが体験できるという情報をキャッチしたので、早速取材してきました。

 

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今回お邪魔したのは、お台場にある東京ジョイポリス。セガ・ライブクリエイションが運営する屋内型遊園地です。こちらでは、「ZERO LATENCY VR」と「VR 生き人形の間」のふたつのVRコンテンツを体験することができます。

 

「ZERO LATENCY VR」は、オーストラリアにあるゲーム開発会社の名前に由来しており、その開発会社が作成したVRアトラクションを使用。内容は6人同時にプレイが可能なガンシューティングで、閉鎖された空間で仲間同士が助け合いながら、襲い来るゾンビを撃退するといったものです。

 

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これまでのVRコンテンツと大きく違う点は、広めの室内を自由自在に歩き回れるところ。実際に自分の足を使って動きまわるので、その場で移動せずに体験できるVRコンテンツに比べ、かなりの没入感を得ることができます。VRコンテンツが360度どちらを向いても、その方向の景色が見られるのに加え、前進すればそれに相応した景色に変わるわけです。

 

見た目はシュールだけど臨場感はホンモノ

それでは、実際にプレイしてみたいと思います。複数人でプレイするアトラクションですので、今回は特別に係員のお兄さんと一緒にプレイさせていただきました。まずは、手持ちの荷物をロッカーへ。動きの邪魔にならないように、カバンだけでなく身に着けているものはすべて預けます。

 

次に上官となる女性指令員が任務を説明。ゾンビの弱点や銃の特性などを教えてもらい、いよいよ装備の装着です。装備が完了したら、いよいよ現場に出陣。ゴーグルをかけていないときに見える景色は格子模様の床と広がった空間だけ。サイバーな感じですが、見た目は少し寂しげです。

↑まずは手荷物をロッカーに預けます
↑まずは手荷物をロッカーに預けます

 

↑上官に作戦内容やゲームの進め方などを聞きます
↑上官に作戦内容やゲームの進め方などを聞きます

 

↑襲い来るゾンビの弱点は頭とのこと。ヘッドショットが決まれば、ゾンビは倒れます
↑襲い来るゾンビの弱点は頭とのこと。ヘッドショットが決まれば、ゾンビは倒れます

 

↑支給される武器は優秀で、ボタンを押す毎に自動小銃→ショットガン→スナイパー銃→中型自動小銃と切り替わります
↑支給される武器は優秀で、ボタンを押す毎に自動小銃→ショットガン→スナイパー銃→中型自動小銃と切り替わります。リロードもボタンひとつでできるスグレモノ

 

↑メガネが似合うかわいい上官が銃の説明をしてくれます。毎回彼女が上官になるかはわからないので、違っても文句は言わないように
↑メガネが似合うかわいい上官が銃の説明をしてくれます。毎回彼女が上官になるかはわからないので、違っても文句は言わないように

 

↑しっかりと胸のクリップを締めて装着。このとき、ゴーグルはまだ頭の上に乗せておくだけです
↑しっかりと胸のクリップを締めて装着。このとき、ゴーグルはまだ頭の上に乗せておくだけです

 

ゴーグル、ヘッドホンの準備が整ったら、銃が渡されます。なかなか重く、がっしりしています。さて、いよいよアトラクションの開始です。

↑部屋に移動したところで、ようやくゴーグルを装着。メガネもここで外します。ある程度ならゴーグルが視界を矯正してくれるので、メガネがなくても支障なくプレイできます
↑部屋に移動したところで、ようやくゴーグルを装着。メガネもここで外します。ある程度ならゴーグルが視界を矯正してくれるので、メガネがなくても支障なくプレイできます

 

↑部屋の中はこんな感じで、かなり広いスペースです

 

いきなり目の前がコンテナだらけの廃工場のような場所が映しだされ、そこにワラワラとゾンビが襲いかかってきます。とにかく、ゾンビの頭部めがけて撃ちまくります。

 

プレイ中、エレベーターを使って2階へ移動するようにという指令が。ゴーグルから見えている映像は2階に到着しているのですが、実際にはほとんど、その場から動いていません。しかし、すでに開始から10分以上経っている身としては、エレベーターに乗って2階に上がった気になっています。

↑プレイヤーの目の前は廃工場の中で、ゾンビに襲われているシーンが映しだされています。まあ、現実はこんな感じですが(笑)
↑プレイヤーの目の前は廃工場の中で、ゾンビに襲われているシーンが映しだされています。まあ、現実はこんな感じですが(笑)

 

↑仲間も一緒に戦っています。今回はふたりでしたが、最大6人でプレイしても、ぶつからずにプレイできるだけのスペースがあります
↑仲間も一緒に戦っています。今回はふたりでしたが、最大6人でプレイしても、ぶつからずにプレイできるだけのスペースがあります

 

2階から1階のゾンビを狙撃しようと銃をライフルに切り替えて攻撃します。1階のゾンビに気を取られていたら、2階にもゾンビが出現! 慌てて、自動小銃に切り替えて応戦するもやられてしまいました。

 

いやぁ、襲われている瞬間はマジビビリ! 復活後、ゾンビを一蹴するためにショットガンを試してみました。ショットガンは近接攻撃にはかなり有効ですが、1発ごとにパンプするのが大変です。かなり疲れます。

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↑実際の映像がコチラ。とても臨場感溢れる映像が映し出されています

 

なんとか、脱出の指令を受けてアトラクションは無事に終了。

↑係員のお兄さんと記念撮影。一緒にゾンビと戦い、何回も命を落とした仲としては、もはや戦友以上の存在です
↑係員のお兄さんと記念撮影。一緒にゾンビと戦い、何回も命を落とした仲としては、もはや戦友以上の存在です

 

本当に途中からVRであることを忘れるくらいの没入感でした。このようなアトラクションが普及したら、サバゲーユーザーが一気に減ってしまいそうな気がしますね。今度は6人で遊びに来たいと思います。

 

ちなみに、この「ZERO LATENCY VR」は東京ジョイポリスのパスポートとは別料金になっており、プレイ料金は1回1800円。また、予約制のため、その場のノリで挑戦しようとしても遊べないので、事前に予約しておきましょう。

 

とにかく嫌な予感しかしなかった……

興奮冷めやらぬうちに、もうひとつのVRアトラクションである「VR生き人形の間」を体験します。個人的にはVRコンテンツのなかで、特にホラーものは相性が良いと思っています。ですが、ほとんどホラー映画は観ないし、ホラーゲームもバイオハザードの初代しかやったことがないくらいで、どちらかというと苦手なカテゴリーではありますが……。

 

ですが、VRコンテンツとならばやらないわけには行きません。「VR生き人形の間」は「ZERO LATENCY VR」と違い、着席したままで楽しむタイプのVRコンテンツです。こちらは1回600円、もしくはパスポートで遊ぶことができ、予約も必要ありません。

 

ホラー系アトラクションは演出と展開がすべてなので、ネタバレしないためにも多くは語らずにおこうと思います。ひとつ言えることは、とても怖かったです……。

 

↑いきなり入り口でお祈りをするという自体に。アトラクションとはいえ、不安しかありません
↑いきなり入り口でお祈りをするという自体に。アトラクションとはいえ、不安しかありません

 

↑中に入ってみると、真っ暗な通路の先に、こんな不気味なドアに。ここを開けようっていう人の気がしれません
↑中に入ってみると、真っ暗な通路の先に、こんな不気味なドアが。ここを開けようっていう人の気がしれません

 

↑普通の木彫の人形ですよね
↑普通の木彫の人形ですよね

 

↑見てのとおりビビリまくりで、もはや笑うしかないんですが……
↑見てのとおりビビリまくりで、もはや笑うしかないんですが……

 

↑この空間以上のものが、ゴーグルの中で再現されています
↑この空間以上のものが、ゴーグルの中で再現されています

 

↑ちなみに「VR生き人形の間」で使われているゴーグルは、HTC VIVEでした
↑ちなみに「VR生き人形の間」で使われているゴーグルは、HTC VIVEでした

 

「ZERO LATENCY VR」は、厳密に言うとアトラクション名であってコンテンツ名ではないので、定期的に内容を更新していく予定とのこと。今後はチーム分かれて対戦するガンシューティングとか、VRの脱出ゲームとか、そういうコンテンツが続々登場しそうな予感がしますね。もはや、東京ジョイポリスのアトラクションはは全部VRでも良いかもしれないと思ってしまうほどの完成度でした。とはいえ、現存のアトラクションも大人気で長蛇の列。ますます東京ジョイポリスの盤石さを感じざるをえませんでした。

 

【URL】

東京ジョイポリス http://tokyo-joypolis.com/