『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズは以前から海外でも根強い人気がありましたが、アニメ化やゲーム化されてからは裾野が広がっている感もあります。最近では、テレビアニメシリーズが最新作の第6部までNetflixで全世界向けに配信中。
そんななか、TikTokでは、PS3用ゲームソフト『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』(2015年発売)のスタート画面でキャラクターがしゃべるセリフに合わせて「ジョジョ立ち」(劇中キャラクターのポーズを真似る)するブームが生まれています。
「アイズオブヘブン」はタイトル画面で、さまざまなキャラクターの声優たちが「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」と日本語でしゃべります。ジョナサン・ジョースターや空条承太郎、空条徐倫らの音声をバックに、TikTokerらは各キャラクターのジョジョ立ち(米Polygonは「ひねったポーズ(contorted poses)」と表現)を物まね。こうした動画が、4月12日時点では約9万8300本も公開されています。
Milkhater05さんがポーズをとった動画は、2200万回以上再生されている一方、「目に(ジョジョ風に)手を当てるだけ」の省エネぶりながらも500万回以上も見られているものもあります。
どれもがキャラクターの音声とポーズが一応は関連付けられてると思いきや、誰もがほぼ同じポーズを取っているため、単にブームに乗っているだけで元ネタを知らない人も多いかもしれません。
ジョジョにインスパイアされたTikTok動画は以前からあり、Apollo Freshの「Jojo Pose」という曲に合わせてお気に入りにのアニメキャラクター(『ONE PIECE』や『ワンパンマン』など)になりきるブームもありました。もともと第1部の舞台はイギリス、第2部はアメリカで第5部はイタリアだったジョジョだけに、国境を越えるのもいともたやすく行われるのでしょう。
Source:Polygon