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2022/11/28 18:30

ジェームズ・キャメロン監督、シガニー・ウィーバーを『エイリアン2』に出演させた策略を明かす

1986年に公開されたSF映画『エイリアン2』は映画史上でも「最高峰の続編」といわれる1つであり、初代『エイリアン』よりも評価が高いという人もいます。しかし、主演のシガニー・ウィーバー氏はエレン・リプリー役に復帰することに乗り気ではなかったそうです。

↑エイリアン

 

そこでジェームズ・キャメロン監督は、シガニー・ウィーバー氏を参加させるために策略をめぐらし、「アーノルド・シュワルツェネッガーを主役にして脚本を書き換える」とブラフをかけたと明かしています。

 

キャメロン監督はシュワルツェネッガー氏のエージェントであるルー・ピット氏に電話して「ルー、もうこの話(シガニー・ウィーバー氏が主演するエイリアン続編)は終わったようなものだ。このストーリー、海兵隊のキャラクター、私たちが作り上げた世界、すべてが本当に好きだと決めたんだ。じっくり考えてみたが、実はシガニーはいらなかったんだ」と語ったと振り返っています。

 

そして「私はこれらのキャラクターをすべて作り上げたし、作家としての誇りが、このまま進めるべきだと告げている。彼女の出番をカットして、彼女のキャラクターをなくせばいいだけだ」と続け、今夜から(シュワルツネッガー氏を主演にして)脚本の書き換えに取り掛かると告げたそうです。

 

しかし、キャメロン監督はリプリーを脚本から外すつもりはなく、すべてはシガニー・ウィーバー氏を参加させるためのハッタリでした。なぜ、この策略が成立したのか?  それは、たまたまルー氏がシガニー・ウィーバー氏のエージェント(俳優の出演交渉・契約を代行する職業)と同じ事務所にいると知っていたからです。そしてルー氏がキャメロン監督との電話を切った瞬間に、シガニー・ウィーバー氏のエージェントに電話して「今すぐシガニーと契約しろ」と言ったことも知っているとのこと。

 

そして12時間後には、シガニー・ウィーバー氏が『エイリアン2』に出演する契約が成立。キャメロン監督は「どうせ書く気のない仮定の話は一文字も書いていないんだ。とにかくうまくいって、シガニーは100万ドルを手に入れ、みんなハッピーになったんだ」と終わりよければすべてよし的に語られています。

 

このハッタリが映画として成功したことは、全世界が知っている通りです。シガニー・ウィーバー氏は『エイリアン2』のほか『エイリアン3』や『エイリアン4』にも出演。そしてシガニー・ウィーバー氏とキャメロン監督は12月16日に公開予定の『アバター:ザ・ウェイ・オブ・ウォーター』でもタッグを組んでおり、現在の関係もとても良好のようで何よりです。

 

Source:GQ(YouTube) 
via:Gamesradar