「行方不明の猫」が12年ぶりに米夫婦と再会。その日はなんと…

ink_pen 2023/10/20
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「行方不明の猫」が12年ぶりに米夫婦と再会。その日はなんと…
佐藤まきこ
さとうまきこ
佐藤まきこ

大学時代に細胞培養の研究を専攻した後、メディア・広告の世界へ。雑誌編集者や広告のプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのプランナー、エディターとして活動中。ハワイ、オアフ島在住。Instagram: @hawaii_milestone

ペットが10年以上も行方不明になっていたら、多くの飼い主はもう諦めてしまうでしょう。でも、米国で先日、奇跡のようなストーリーが起こりました。12年も前に姿を消した猫が、500km以上離れた場所で見つかり、飼い主と再会したのです。

↑まさか再び会えるとは…(画像提供/abc7)

 

シアトルに暮らすアンジェロさんとシェリーさんの夫婦。彼らは10年以上前、サンディエゴに住んでいて、そのときに飼っていたのが、猫のバターズちゃんでした。ただバターズちゃんは「冒険好きで外に出るのが好きだった」そうで、ある夜、突然姿を消してしまったのです。周囲を探しても見つからず、それ以来家に戻ることはありませんでした。

 

シェリーさんは「近くに峡谷があるので、コヨーテに食べられてしまったのではないかと考え、もうバターズには会えないと思っていた」そう。

 

そんな彼らのもとに先日、1本の電話がかかってきました。その相手は、サンディエゴを管轄とするカリフォルニア州リバーサイド郡の担当者。驚くことに「バターズちゃんが見つかった!」という内容です。

 

もうとっくに死んでいると思っていたことから、「いたずら電話だと思った」という彼ら。でも、バターズちゃんの名前を知っていることから、それが本当のことであると悟ったようです。

 

バターズちゃんが見つかったのは、元々暮らしていたサンディエゴからは346マイル(約557km)も離れた、カリフォルニア州のブライスという場所。リバーサイド郡の動物管理を行う担当者が、自宅の庭を歩いている猫を見つけ、その猫にマイクロチップが埋め込まれていると気づき、それを読み込んで、バターズちゃんの名前や飼い主の連絡先を突き止めたのです。

 

こうして、動物保護を行う支援団体によるサポートも受け、シアトルにいるアンジェロさんとシェリーさん夫婦のもとにバターズちゃんは届けられ、12年ぶりの再会となったのです。

 

バターズちゃんが見つかったという電話を受けたのは、奇しくも、夫婦にとって29回目の結婚記念日だったそう。バターズちゃんがどうやって500km以上もの距離を移動し、どんなふうに12年も生き延びてきたかは不明ですが、夫婦に思わぬ喜びをもたらしたことには変わりはありません。

 

【主な参考記事】

ABC News. SoCal tabby cat reunited with owners 12 years after running away: ‘I thought he was dead’. October 9 2023

Riverside County Department of Animal Services. So Cal cat missing 12 years reunited with family now living in WA. October 10 2023

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