スポーツや軍用の計測機器、多機能型腕時計などの開発を行っているフィンランドのメーカー・SUUNTOが、「TRAVERSE ALPHA」のニューバリエーションモデル「SUUNTO TRAVERSE ALPHA COPPER」を7月4日(火)に発売します。ミルスペックモデルでありながら普段使いもできる優秀な新デザインは、これから人気を集めそうです。
強靭な作りはアメリカ特殊部隊のお墨付き
突然ですが、SUUNTOは古くからアメリカ海軍特殊部隊の第6部隊「SEAL Team-6」と深い関係があることをご存知でしょうか。
同部隊のSUUNTOに寄せる信頼はかなり厚く、最近では2015年発表の「SUUNTO TRAVERSE」をSEAL Team-6が試用したとのこと。このモデルは、「衝撃/落下」「暴雨環境」「砂塵/砂嵐環境」「凍結/解凍」「高温」「極度湿度」「液体耐性」など、19項目にものぼる環境耐性テスト「MIL-STD-810G」(通称ミルスペック)をクリアした、タフネスモデルでした。
このハイスペックウオッチ「SUUNTO TRAVERSE」の発展型として 2016年4月に北米でデビューしたのが、「SUUNTO TRAVERSE ALPHA」。その新色が、今回取り上げる最新作となります。
「SUUNTO TRAVERSE ALPHA COPPER」は、ブラックで統一されたケース、ダイヤル、ストラップと、ステンレススチールにカッパーカラー(赤銅色)を施したベゼル&ボタンの組み合わせが目を引く一本。従来機に見られたミリタリー感のある配色とは異なる品格を漂わせています。
見た目は上品でも、そこは「SUUNTO TRAVERSE ALPHA」ですから、本格機能は大充実。位置情報を知るうえで重要となってくる「正確さ」「速さ」に関しては、北米のGPSとロシアの衛星位置システム「GLONASS」をサポートすることで、即時に位置を確認可能。高精度・高感度でありながら、最大で100時間連続で計測ができるバッテリーの持ちの良さも特徴です。
「SUUNTO TRAVERSE ALPHA」ならではのユニークな機能「オートマチック・ショット・ディテクション」も、もちろん装備。これはSUUNTOがハンティングのために特別に開発した射撃自動検知機能で、けん銃やライフルを撃った際の衝撃を感知し、自動的に射撃位置を記録するというもの。仕留めた獲物を鳥、魚、鹿など10種類のアイコンから選択することができ、再度その場所を訪れる際や後から見直す時にも役立ちます。
これらの情報は、レッドバックライト機能により暗所でもしっかり判読できます。もし暗視カメラや夜光スコープを使っていたとしても、目を傷めずに位置や時刻の確認できるので、本格的なトレッキングや登山の強い味方となることでしょう。
スマホ連動で日常使いにも!
「SUUNTO TRAVERSE ALPHA COPPER」は、スマートフォンリンクにも対応しています。
iPhone/Androidスマートフォン対応の無料アプリ「Movescount App」から時計本体に記録したデータをBluetooth Smart®を介して同期すれば、数値やグラフだけでなく、3Dアニメーションムービー「SUUNTO MOVIE」を自動で作成。トレーニング効果の確認はもちろん、それらの情報をSNSへシェアすることもできます。
時計本体にはモーションセンサーを内蔵。毎日の活動内容を腕の振りで判断し、そこから日々の消費カロリーを表示してくれます。歩数計機能も搭載しているので、活動量を管理する際に役立ちそうです。
着信やメール受信をリアルタイムで文字盤ディスプレイに表示されるのも、スマートフォン連携の大きなメリット。相手や電話番号、メールの件名や本文の一部などが手首で確認できるので、トレーニング中にスマートフォンを取り出す手間も省けます。
こうしたミリタリーウオッチさながらのハイスペックを誇りながら、上品で洗礼された印象を醸し出す「SUUNTO TRAVERSE ALPHA COPPER」は、アウトドアに限らず幅広いシーンで力を発揮してくれることでしょう。7月の上陸が今から楽しみです!