ファッション
バッグ
2018/10/29 18:00

【男の格上げ逸品バッグ】エルメス唯一の懸念点を克服した「羽根」の名を持つプリュム

かつて、MEN’S CLUB編集長を務めた名物編集者・戸賀敬城。現在は、「ナノ・ユニバース メンズ・ディレクター」「ヒルトン・アンバサダー」など、名だたるブランドをコーディネートする役割を務めながら、多岐に渡ってファッションアイテムの価値を啓蒙しています。また、そんな毎日をつづったブログ「トガブロ。」が、アパレル業界内外を問わず大きな反響を呼んでいます。

 

そんな戸賀さんのラグジュアリーな価値観を、一冊にまとめたムック本が先日発売されました。

 

トガ本。The Bag

 

多くのファッションメディアを牽引してきた戸賀敬城がプロデュースする、ラグジュアリーブランド読本。本作がテーマとするアイテムは、「バッグ」。定番品から新作まで、大人の男を格上げするバッグを独自の目線で紹介しています。また私物コレクションも披露した、豪華な仕上がり。

 

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本記事では特別に、誌面で紹介している企画をチラ見せしたいと思います。

 

連載一覧はこちら

 

戸賀さんが特に思い入れを持っている「エルメス」のストーリーを、ぜひご覧ください!

 

持って軽量、見た目は清涼。シアサッカースーツに合わせる夏のブリーフ。

↑プリュムとは「羽根」の意。その名のとおり、軽量性が特徴だ。外側にアオリポケットがあるブリーフタイプで、大きいサイズのプリュムシリーズは、すでに入手困難となっている。●サイズ:W380× H280× D80㎜

 

「エルメスの魅力の本質は、最高級の革と技とが組み合わさった、総合芸術」と戸賀は語る。
「飽きがこないうえ、魔法のようにいくつも欲しくなる不思議。それになんといっても世界中、飛行機でもホテルでも、レストランでも、どこへ行っても最上級のサービスが受けられる、パスポートのようなメゾンです」

 

だが、唯一といっていい弱点も。
「それは重さ。上質な革の重さはいかんともしがたいものがある。クルマ移動のときは気にならないけど、手持ちで移動するには、サック・ア・デペッシュの例もあるように、やっぱり重い。それも含めてエルメスの魅力なんですが……」

 

このプリュムは、数年前に購入したものだ。キャンバスとレザーのコンビは、軽量で持ちやすいことに惹かれて瞬時に手にしたという。
「夏場は、シアサッカーのスーツにレザーのブリーフケースでは見た目も重い。アクセサリー的にも清涼感があって、これは買って正解でした!」

 

見た目の爽やかさも手伝って、2018年の夏は大活躍。ただし、冬に持つかどうかを悩んでいるのだそう。スーツ同様、季節でバッグも着替えることになりそうだ。

 

↑内装はスムースレザー。ポケットは1 か所とすっきりしていて、マチも十分で容量も大きい

 

↑粗く織られたキャンバス地「トワルGM」は、軽量ながら耐久性も高い

 

↑SNSでも紹介していたシアサッカーのジャケットに白パン、そしてプリュムという装いは、2018年の夏の定番ビジネススタイル。夏でもタイドアップがエレガントな印象だ

 

「トガ本。 The Bag」では、これらのようなエルメスに対する人並み外れた戸賀さんの思いをはじめ、さまざまな高級バッグへの思想が読み取れます。興味を持って頂いた方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか?

 

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戸賀敬城オフィシャルブログ「トガブロ。」

 

文/ゼロヨンラボ 撮影/鈴木泰之(Studio Log)