いま、オトコの財布市場で、空前のミニ財布ブームが起きているのをご存知でしょうか。この特集では、人気の背景に迫りつつ、代表的なタイプごとに4つの記事に分け、それぞれの特徴とおすすめ最新モデルを紹介していきます。まだ長財布を使っている人、ご注目を。今回はコイン室付きカードケースを取り上げます。必要最小限の現金を無理なく持ち歩けるカードケースは、キャッシュレス時代のこれからに絶対に役に立つはず!
必要最小限の現金をスマートに持ち歩ける
支払いはクレジットカードやスマホを活用したキャッシュレス決済がメインで、現金は万が一のときに必要な分しか持ち歩かない——。そんないまどきのミニマリストに支持されているのが、この「カードケース+α」のタイプです。
一番の特徴は、携帯性の良さ。なかには縦横のサイズがクレジットカード大のものや、薄さが1cmを切るものもあり、スーツの内ポケットやパンツの前ポケットに入れてもシルエットが崩れないため、ストレスなく常に持ち歩けます。
また、サブ財布として使うのもおすすめ。メインの長財布はバッグの中に入れておき、日常的な支払いはこちらでほぼ済ませてしまう、という二刀流派にも最適です。
<メリットとデメリット>
携帯性抜群! でも現金の収納は苦手
携帯性に優れており、常に身につけて持ち歩いてもジャマになりません。その反面、現金の収納性はガマンが必要。コイン室が極端に小さいものも多く、現金支払いを好む人には使い勝手が良くないかも。
【その1】“財布 in 財布”にもなるわずか約4㎜の極薄仕様!!
FARO(ファーロ)
コア ウォレット ボレロ
1万6200円(ファーロ 新宿NEWoMan店)
ジャケットの内ポケットに入れても気にならない、4㎜という驚きの薄さながら、4つのカードホルダーを含む6つのポケットを搭載。単体での使用はもちろん、そのまま長財布の中に収納して“財布 in 財布”として使うのもおすすめです。●サイズ:W75×H130×約D4㎜
【その2】カードと紙幣を“ぱっと見”できるのが便利
WILDSWANS(ワイルドスワンズ)
プリム
2万4840円(ケイズファクトリー)
カードと紙幣が同時に視界に入り、直感的に使えるのがメリット。外側背面に付いたコイン室は片マチ仕様にすることで、膨らみの少ないフラットなシルエットを実現ました。素材はベルギー牛革を使用。紙幣は1万円札を10枚程度収納可能で、カードホルダーの裏側にスライドインして挟み込む収納構造です。●サイズ:W103×H90㎜×D15㎜
【その3】カードホルダーはストッパー付きの安心設計
m0851(エム・ゼロ・エイト・ファイブ・ワン)
アニリン フロントポケットウォレット
1万4040円(ラピーヌ)
フラットポーチの外側に3段のカードホルダーを装備。素材はイタリア産のカーフスキンを0.7㎜までなめした、薄くて丈夫なアニリンレザーを使用しました。カナダの熟練した職人によるステッチも美しいです。●サイズ:W120×H70×D18㎜
【その4】シャツの胸ポケットにも収まる世界最小レベルのコンパクトさ
com-ono(コムォノ)
マイクロウォレット
6480円(池之端銀革店)
札室とコイン室を装備した財布本体の背面に、カードをゴムバンドで束ねて収納するユニークな仕様。素材には伊トスカーナ地方で作られているタンニンなめし革に型押しした「ドラーロ」が使用されています。●サイズ:W85×H57×D20㎜
※サイズは編集部調べ
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文/井上泰佑 撮影/村本祥一(BYTHEWAY) スタイリング/佐々木 誠