GORE-TEX(ゴアテックス)ファブリクスは、防水でありながら湿気を逃す「透湿防水」素材のなかでも、高い機能を持つ素材です。多くの人が「名前は聞いたことはある」と思いますが、近年、その特性からライディングギアやライフスタイルアイテムにも採用されています。
さらに2018年秋に新たに登場した新ブランド【GORE-TEX INFINIUM TM(ゴアテックス インフィニアム) プロダクト】により、その展開は広がっています。
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今回、2019展示会兼イベントが行われ、ホヤホヤの新作が多数登場しました。本記事前半ではGORE-TEX ファブリクスを搭載したブランドのトークイベントの内容を、後半はプロダクト関連を紹介&解説してきます。
まず、トークショーには、ウールリッチジャパン取締役社長の川田慎二さんと、リーガルコーポレーション商品企画の森田幸之介さんが登壇。
ウールリッチジャパン取締役社長の川田さんは「アウトドアウェアの役割は、さまざまな外的要因によるマイナス要素やストレスを減らし、いかにプラスの要素をつくっていくか、ということが原点。その点において『GORE-TEX』のテクノロジーは有用性が高い。家族でのキャンプや野外フェス、そして日常生活でもプラスに転じるファブリックだと思います」と話していました。ウールリッチの2019年秋冬の商品ラインナップには、GORE-TEX INFINIUM TM プロダクトのファブリックを採用したニューアイテムも登場します。
レザーシューズがビジネスマンに人気のリーガルコーポレーションの商品企画・森田さんによると、「機能性が求められるフットウェアにおいて、『GORE-TEX』の防水性があって蒸れにくいというメリットは、ビジネスユースのレザーシューズと相性がいい」。GORE-TEXのフットウェアはビジネスマンから高い人気を得ているそうです。
この他にも、ダウンやコート、ライダースなどさまざまなタイプのアウター、レザーシューズやスニーカーなどのフットウェアが展示されていました。いずれも機能性、ファッション性が高いアイテムばかりです。