ファッション
2019/8/7 21:00

GORE-TEXの活躍は梅雨の時期だけじゃない! 2019AWはファッション性と機能性の高いプロダクトが揃う

ここで改めておさらいです。現在、GORE-TEXブランドのフレームワークは2つの軸に分けられます。

まず黒ロゴの【GORE-TEX プロダクト】は、防水耐久性、透湿性、防風性が特徴。その防水透湿機能の要が、フッ素樹脂の薄い膜でできたGORE-TEX メンブレンです。主としては、アウトドア向きなど防水性を軸としたプロダクトが揃っています。

 

そして、2018年秋に展開がローンチした白ロゴの「GORE-TEX INFINIUM TM プロダクト」。アクティビティ、環境条件に応じて必要なテクノロジーで快適性を提供し、防風性、透湿性、ストレッチ性、保湿性などの機能があります。防水性を必ずしも必要としないアクティビティ向けの商品や、ライフスタイル向けの商品に採用されていきます。

 

GORE-TEX 2019AW 展示会では、GORE-TEX プロダクト、GORE-TEX INFINIUM TM プロダクトが並びました。アウトドアブランドをはじめ、ドメスティックファッションブランド、シューズブランドなどGORE-TEXファブリクスを採用した新作アウター、シューズが展示されていました。その一部を紹介します。

↑写真左からARC’TERIX 24ブランド「Therme Parka Men’s」5万5000円(税別)、White Mountaineeringブランド「GORE-TEX SHAKEDRY PRINTED RAGLAN JACKET」9万円(税別)、nanamicaブランド「GORE-TEX Soutien Collar Coat」6万5000円(税別)。どれも黒ロゴのGORE-TEX プロダクトより採用

 

↑黒ロゴのGORE-TEX プロダクトより、THE NORTH FACE「Gadget Hanger Coat NP」。6万2000円(税別)

 

↑写真左からmont-bellブランドの「Viento Cross Jacket」2万6000円(税別)、nonnativeブランドの「PORTER COAT」8万9800円(税別)。白ロゴのGORE-TEX INFINIUM TM プロダクトより

 

↑リーガルコーポレーションの「New GTX Round Straight Tip 819S」。価格は4万6000円(税別)

 

↑GORE-TEX ファブリクスを搭載したCONVERSEやecco、THE NORTH FACEブランドなどのシューズを展示

 

↑レザーシューズを試着して、水溜まりの中を何歩か歩きましたが、全く水は浸透してきませんでした

 

編集部野田が注目したのは、ARC’TERYX 24の「Koda Jacket Men’s」(価格8万3000円(税別))です。「街中の冬用上着として理想的で、かさばりは最小限に抑えています。重ね着に適したフィット感で、動きやすいスリーブに、保温性がありそうなフードもグッド。内部に仕込まれたジッパー付きポケットは財布やスマートフォンを入れるのに最適そうでした。ビジネス、プライベート両方のシーンで重宝しそうです。」(野田)

 

編集部小林が注目したのは、ウールリッチの「RICH’S JASPER DOWN PARKA」でした。「まず第一印象は、持ってみるとダウンパーカが非常に軽い。そして、着用してみると暖かいです。僕はカメラの写真撮影で外に出かけたりするのですが、都心部だとビル風などが冷たいので、秋冬の外ロケでも活躍してくれそう。この淡い色合いの生地もグッドです」(小林)

 

GORE-TEX素材を採用したウェアの活躍は梅雨の時期だけではありません。防風性も備えているとあって、秋冬や夜間の冷たい空気を防ぐことが可能で、シティ派ファッションアウターとしても活躍してくれそうです。こりゃ貯金して、GORE-TEX素材を採用した秋冬ウェア購入に備えなければいけませんね。

【フォトギャラリー】GetNavi web本サイトにてご覧になれます。

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