ファッション
2021/4/16 20:00

このデニムには「ムダ」が一切ないーー天然藍染めの「The 5 Pocket Pants」の新しい‟透明な魅力”

斬新なアイデアや機能を備えるモノは、人の心を躍らせる──新しいモノやサービスが誕生し続けるMakuakeとGetNaviのコラボで「新しいモノづくりプロジェクト」を実施中!

 

【Makuakeとは?】

「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げる、新しいモノや体験の応援購入サービス。2013年のサービススタート以来、累計1万件以上のプロジェクトが誕生し、数千万円を超えるプロジェクトも多数。

 

本取り組みでは、MakuakeとGetNaviチームが厳選した注目プロダクトをピックアップ。読者のみなさんとプロジェクト実行者をつなぐ橋渡し役を担います!

 

今回ピックアップした製品は、「土に還るデニム」という新機軸のデニム。一見、オーソドックスなデニムに見えますが、その作りと込められたマインドは、世界で唯一のものでした。

 

素材、色染、加工の全てで、あるがままにこだわった「土に還るデニム」

Distance

The 5 Pocket Pants

ベルト裏やボタンに天然の木、オーガニックコットンを使用。ムダな糸を使用せず、シームレスなデザインで仕上げられている点や、製造から環境に配慮した「土に還る」をコンセプトにした製品です。

プロジェクトスタートページはこちら!

 

【The 5 Pocket Pantsの写真を見る】※タップすると画像を閲覧できます。一部SNSでは表示できません。

 

こちらの製品のポイントは大きく3点!

 

・生地、ボタンなど全てを天然素材のみでの仕上げに

・糸を極力使わないまま実現した、シームレスなデザイン

・3Dシミュレーターを導入した、ムダのない新たな制作体制

 

上記のポイントに共通するのは、「ムダをなくす」というマインドに全てもとづいていること。ムダな加工をせず、ムダな資源を使わず、ムダの出る作り方はしない。そういった一貫したマインドを持っていることが、The 5 Pocket Pantsを知る上で重要なポイントとなります。それぞれの詳細について見ていきましょう。

 

天然素材だけの仕上がりとは?

まず、天然繊維の特徴から説明します。天然繊維は、元々持っている様々な機能によって、私たちを心地よく守ってくれるものです。例えば、綿は通気・吸水性が良く、熱にも強く、洗濯しやすいので汚れを容易に洗浄。The 5 Pocket Pantsは、綿のようなバランスの良い天然繊維を用いることで、いつでも着心地よく設計されているのです。

 

The 5 Pocket Pantsで使用している天然藍染めオーガニックコットンのデニムは、化学染料の合成インディゴよりも色が落ちにくいとのこと。使い込み洗浄するほどに色が変化していきますが、その様もピュアな生地本来のブルーへと変化。天然藍染め特有のオーラを纏ったような浮遊感のあるその発色が、自分の暮らしに馴染んでいく過程そのものを楽しむことができます。

↑上写真は5回ほど洗濯したサンプル

 

また、ポケット袋に使用されるスレーキという生地にもオーガニックコットンを使用し、ベルト裏や腰裏にも採用することで肌さわりの良さとデザイン的な独自性を両立しています。ステッチもポリエステルではなく、綿の生成り色のステッチワークにすることで綿素材に統一しています。

 

↑ボタンには温もりある木材を使用し、手が触れる部分に自然を感じられる落ち着きと優しさを生み出す。細かな部分も天然にこだわり抜いている

 

糸を極力使わない、その意図

本製品の大きな特徴として、本来ならパンツで必要不可欠な脇の縫い目をシームレスにしたデザインが挙げられます。肌に当たる縫い代を無くすことで、他にない着心地を実現しています。さらに縫製距離を短縮し使用する糸の量もカット。縫い代の倒し方も工夫して、布がほどけないように端をかがるロック始末を施していないことも、糸の使用量を大幅に削減することにつながり、内側の気になるもたつきや肌触りも解消しています。

 

デザインの特徴として、ポケットのラインからつながったバックヨーク線が立体的に腰を包み込むシームレスな作りにして、着る人の身体を包み込むように設計しています。デザイン線が横一直線になることで従来のジーンズよりシンプルになり、誰にでも似合うような仕上げに。

 

ウエスト調整はジーンズ特有の金具を使用するシンチバックの代わりとして、後ろ両腰にウエスト調整タブが付けられています。タブ調整で5cmウエストを絞ることができ、女性特有の腰のラインに合わせて着用しやすいシルエット・サイズに調整。ユニセックスでより広い体形をカバーできます。

 

糸を排して作られたデザインも「ムダをなくす」というマインドに沿ったもの。そのマインドがあるからこそナチュラルな着心地と独自のデザインが生まれたのです。

 

3Dシミュレーターの導入によって変わること

The 5 Pocket Pantsは、最新の3Dシミュレーターを使用することにより、従来ではたたき台を作っては直しを繰り返してしまう無駄をなくし、ある程度最初から精度の高いサンプル作成を行っています。それにより生地や資材の無駄や、時間の圧倒的な短縮を行うことができるので、ゆとりを持った取り組みが可能になっているのです。

 

 

 

3Dでここまでリアルなサンプルを作れるとは驚きですね! この3Dの導入も、すべてはムダをなくすというマインドによるもの。

 

 

さて、これらが簡単にThe 5 Pocket Pantsのポイントですが、最後に「ムダをなくす」のマインドを持った、Distanceというブランドの「土に還る」というコンセプトについて。以下は、Distanceのメッセージです。

 

日常でモノが大量に生産され、残った多くのものが廃棄されるのを横目に見ながら、自分の子供たちの未来を想像すると、未来につながっている自分たちの生活習慣や仕事環境を、一人ひとりが変えていけると自覚して行動していかなければいけないと感じます。それには環境に配慮されたものが増え、それらを大切に使用する心を受け継いでいくことが重要です。

 

自然の摂理に従った、環境サイクルを破壊しないものを大切に使用することこそが、私たち自身の未来と環境をより良くすることができると信じています。今回生み出したコンセプト「土に還る服」、そして「The 5 Pocket Pants」というプロダクトは、そんな未来の第一歩となるものです。

 

この製品本来の魅力とは、デニム自体の良さ、コンセプトへのこだわりもさることながら、自然であるがままの暮らしに沿ったモノ作りが徹底されていること。この透明性がDistanceというブランドのこだわりと新しさなのです。きちんと思いと考えが反映された良きモノを身に着けることで、この先の我々の暮らしに可能性が残る――そんな思いに共感される方に、ぜひ身に着けてほしいです。

 

Distanceのマインドはインスタにて日々発信されています。気になる方はぜひアカウントをフォローしてみてください!