本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。
【#愛用品 77:WONDER BAGGAGE「GOODMANS MG BUSINESS BAG」】
●起
オーソドックスなブリーフケースだ。価格は税抜アンダー3万円ながら、使用素材はタフスペック。「コスパ高の機能性ビジネスバッグ」という位置付けがしっくりくる。
普段はリュック生活の自分にとって、このバッグを使う場面は非日常的なシーンだ。取材先が固い会社だったり、ドレスコード的なものを求められる発表会など、よそ行き用。
●承
ジャンルの違うバッグを使い回すことはデトックス効果があると考えている。いつもヘビロテしているリュック。使っているうちに、ペンケースからこぼれ落ちたペンが底部にあったり、ラフに突っ込んだままのレシートが残っていたり、ノイズを背負っている。
リュックからこのバッグに移し替えるときに、普段溜まった余分なものが整理される。この、浚渫船のようなムーブが気持ち良い。
●転
本プロダクトで好きなのは、自分の持ち物とバッグの収納サイズがぴったりな点だ。外側表面にある収納にはiPad miniが、もうひとつのポケットには名刺ケースが入り、内部のスリーブにはノートPCが、メイン部には書類やらヘッドホンやらがすべてジャストで収まる。
さらには、キーケースと財布が、内側の小ポケットにピッタリとイン。パズルのピースを埋めるように吸い込まれていく。これもまた気持ち良い。
●結
なんというか、ジャストサイズのスーツやジャケットをまとったときの、身体と衣服の絶妙な一体感。あれが、このバッグで味わえる。よそ行きの日に、心も持ち物も引き締まる感覚。ここから生まれる余裕は決戦前のメンタルに良い作用を及ぼしてくれる。
●おまけ
ちなみに本商品、だいぶ前に買ったので、現行品では細部が進化している。ハンドル部が丸持ち手になっていて手に負担がかからないし、チャック開口部がサイドギリギリまで広げられて出し入れがしやすいなど。短い人生、選べるバッグは限られているが、次も同じものを買いたいと思える逸品だ。
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