2015年4月に発売されたApple Watchは、スマートウオッチ市場では後発でした。しかし、腕時計の持つ“ファッション性”の側面を強く押し出し、ほかの製品との差別化を図ったことがヒットの要因となっています。
同シリーズの最大の特徴は、バリエーションの豊富さ。ケース・バンドの組み合わせは全38種類(発売時) で、ケースの素材によってApple Watch/Edition/Sportの3系統に分かれています。さらに、フォーマルな服装にもフィットする「リンク ブレスレット」や、運動時の利用に最適な「スポーツバンド」など、使用用途に合わせたバンドを選択可能。一般的な時計ではバンドの交換に工具が必要ですが、Apple Watchはワンタッチで着脱可能で、オプションバンドを購入しておけば、簡単に使い分けられます。
ケースは6種類
ケースは3素材の計6種類。写真は上から、アルミニウムの黒、アルミニウムのシルバー、スチールのシルバー。他に18K素材があります。
バンドは6種類
バンドは、カラバリやサイズにも違いはありますが、バックルや素材の違いで大まかに6種類。バンドのみ購入することも可能です。
今回は、Apple Watch/Edition/Sportの3系統から、それぞれ注目のモデルをご紹介します。
Apple Watch:スチールケースの輝きが美しい
ステンレススチールケース+リンクブレスレット
12万2904円
ビジネスシーンでも使いやすい、ステンレススチールケースのボディ採用モデル。光沢が強いのが特徴です。磁石で固定する「ループ」タイプなど、バンドの選択肢が豊富。
Apple Watch Edition:ケース素材に金を使用
18Kイエローゴールドケース+ブラッククラシックバックル
203万400円
強度を標準的な金の2倍に向上させた18Kケースを使用。ベルトの質感にもこだわる高級モデルです。専用ケースにはLightningケーブルを挿すことができ、ケースに収納した状態のまま充電可能。なお、購入者は特別回線による24時間サポートを受けられます。
Apple Watch Sport:アルミニウムケースはスポーツに最適な軽さ
シルバーアルミニウムケース+グリーンスポーツバンド
4万6224円
5色のバンドを選べるスポーツ向けモデル。標準的な合金に比べ60%強度が強い「7000シリーズアルミニウム」を使用。ディスプレイには、傷に強い「Ion-Xガラス」が採用されています。3モデル中、最も軽量であり、運動時の使用に適しています。
「Apple Watch」は“使いやすさ”の面でも完成度は高く、iPhoneと連携することで通話機能が利用できるほか、音声入力の精度も非常に良く“スマホに近い感覚”で利用可能です。従来のスマートウオッチが“ガジェット好きのためのアイテム”であったのに対し、Apple Watchは“誰もが使いやすい時計”に昇華されています。
2015年9月には「Watch OS 2.0」へのアップデートも予定。新たに写真の文字盤が使用できるほか、Wi-Fi対応、ネイティブアプリの登場も予告されています。機能や対応アプリが増えることで、スマートウオッチNo.1は盤石といえるでしょう。