サムスン製XRヘッドセット、Apple Vision Pro以上の高画質となる可能性

ink_pen 2025/3/12
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サムスン製XRヘッドセット、Apple Vision Pro以上の高画質となる可能性
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

サムスンはまもなく XRヘッドセットを発売予定ですが、そのディスプレイが最高峰といわれるApple Vision Proを上回る性能を持つと報じられています。

↑Image:Sammobile。画質の良さはユーザーにとって嬉しいポイントでしょう

 

韓国の業界誌The Elecは、サムスンがAndroid XRヘッドセット「Project Moohan」にOLEDOS(OLED on Silicon)ディスプレイを採用すると伝えています。OLEDOとは有機EL(OLED)を従来のガラス基板ではなく、シリコン基板上に堆積する技術です。これにより、非常に高い画素密度が実現できます。

 

サムスン製ヘッドセットの画面は、おそらく1.3インチのパネルで、おそらく3800 PPI(1インチ当たりに表示される画素数)とのこと。

 

一般的なフラッグシップ・スマートフォンのPPIは500~600程度です。同種のXRデバイスの場合、Meta Quest 3は1200 PPI強、Vision Proは3400 PPIに迫ります。Vision Proもサムスン製ヘッドセットと同じくOLEDOS技術を使用しており、1.42インチのパネルはソニーが製造しています。

 

サムスン製XRヘッドセット用のディスプレイも、ソニーにより製造されるとのこと。以前、ソニーが1.3インチのOLEDOSを発表した際に、サンプル価格は15万円としていました。またVision Pro用のディスプレイは1つあたり約300ドル×2程度の価格と言われています。

 

自社製ヘッドセットをVision Proに対抗できる価格にするためには、サムスンは様々な点でコストダウンを努力する必要がありそうです。

 

Source:The Elec
via:9to5Google

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