Google、約10年ぶりにロゴを変更。生成AI時代へのシフトを象徴?

ink_pen 2025/5/16
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Google、約10年ぶりにロゴを変更。生成AI時代へのシフトを象徴?
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

Googleは約10年ぶりに、頭文字「G」のロゴデザインをリニューアルしました。この変更は2025年5月12日に複数の海外メディアで報じられ、現在は段階的に展開されています。

↑左が旧バージョン、右が新バージョン。色の分け目がグラデーションになりました。

 

これまでの「G」ロゴは、2015年9月に導入されたものでした。当時、Googleのロゴ全体は「Product Sans」と呼ばれるモダンな書体に刷新され、それに伴って「G」も、青い背景に白い小文字の「g」から、赤・黄・緑・青の4色を使った円形アイコンに変更されていました。

 

今回の新しいロゴは、米9to5Googleが最初に発見したものです。最大の特徴は、色の表現方法が変わったこと。これまでと同様に赤・黄・緑・青の4色を使用していますが、それぞれを明確に分けるのではなく、柔らかなグラデーションで自然につながるデザインに変わっています。形状自体は以前とほぼ同じでありながら、より現代的な印象を与える仕上がりとなっています。

 

この新しい「G」ロゴは、すでにiOS版およびAndroid版のGoogleアプリに適用されています。また、Googleは生成AIサービス「Gemini」のロゴにも同様のグラデーション表現を採用しています。最近ではGoogleアシスタントをGeminiへと置き換える動きも進んでおり、今回のロゴ変更は、AI時代へのシフトを象徴する一環なのかもしれません。

 

Source:9to5Google

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