ランニング中の娘の背後に不審な男。父親がウェアラブルカメラを使って作り出した対策とは?

ink_pen 2025/7/16
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ランニング中の娘の背後に不審な男。父親がウェアラブルカメラを使って作り出した対策とは?
佐藤まきこ
さとうまきこ
佐藤まきこ

大学時代に細胞培養の研究を専攻した後、メディア・広告の世界へ。雑誌編集者や広告のプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのプランナー、エディターとして活動中。ハワイ、オアフ島在住。Instagram: @hawaii_milestone

万が一のときのために、クルマにドライブレコーダーを設置するのが当たり前になりました。そのような考えは運動の場面にも現れ始めています。街中をランニングするときも、同じような目的で使うカメラがあったほうが安全かもしれません。

↑万が一の場合に備えてカメラを装着して走ることも必要かも(画像はイメージ。作成/ImageFX)。

英国の起業家、トニー・ロシターさんは、自身の娘が街中をランニングしているときに、男から後をつけられた経験があるそう。それがきっかけで、「アーバン・アイズ・ベスト」というウェアラブルカメラを作りました。

ベストをウエスト部分でしっかりと固定したら、胸と背面の2か所に直径約6cmのカメラを装着できます。カチッと音がするようにプッシュすれば、簡単にカメラの装着が完了。

ワイヤレスリモコンがあり、ボタンを1回押せば、2つのカメラの音声付き録画が自動的に始まります。必要に応じて録画の一時停止や写真の撮影も可能。映像はカメラに内蔵されたSDカードに記録され、カメラは1回の充電で90分間使用できます。

トニーさんは、録画データをクラウドに自動アップロードすることも選択肢として考えたそうですが、ランニング中にインターネットの接続が遮断される可能性もあり、SDカードに録画データを保存することにしたそうです。

しかし、カメラは録画中に青く点滅する仕様になっているうえ、カメラ自体も目立つデザインにしています。このことが、ランナーを危険から守る抑止力になるとみられています。

確かに米国では多くの州で警察官がボディカメラを装着することが一般化しており、さまざまな犯罪の抑止力につながっているとも言われています。

思わぬ危険から自分や家族を守るために、こんなウェアラブルカメラの装着も広がっていくかもしれません。

【主な参考記事】

New Atlas. Running vest packs big-eyed “wearable dashcams” to deter attackers. July 8 2025

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