イケアが2026年1月に20以上のスマートホーム製品をリリースすることが明らかになりました。いずれもスマートホームの国際共通規格「Matter」に対応しており、デバイスの互換性が課題であったスマートホーム製品の普及を大きく前進させる可能性を秘めています。

イケアが目指すのは、「スマートホームを誰もが使いやすく、わかりやすく、手の届くものにすること」。
世界ではさまざまなスマートホーム製品が生まれていますが、デバイスの互換性の問題が指摘されていました。すでに使っているスマートホーム製品と、新たに購入したいスマートホーム製品に互換性がなければ、別々で操作する必要があるなど、よけいな煩わしさが生じていたのです。
そこで生まれたのが、国際共通規格のMatter。イケアでは新たなテクノロジーを追加するのではなく、あらゆるデバイスと連携できるという汎用性を重視。Matterに準拠したハブ「DIRIGERA(ディリフィエラ)」を用いて、現在の製品ラインを準備しているというのです。
さらに、高価格帯の製品が主流であるスマートホーム業界で、イケアは価格面でも「手の届きやすいものにする」と発表。一部のテック好きの人の間だけで使われていたかもしれないスマートホームを、もっと広く一般に浸透してほしいという願いが込められているようです。
スマートホーム向け新製品第1弾

そして、「1月まで待てない!」という人に紹介されたのが、7月発売のBluetooth対応スピーカーの「Nattbad」。イエロー、ピンク、ブラックの3色で、イケアらしいシンプルなデザインです。10月には同様のテーブルスピーカー兼ランプも発売される予定。
日本は海外と比べるとスマートホームの利用が進んでいないと言われています。ただ、日本発の家電メーカーの多くもMatterの対応を表明しています。
イケアでは、2026年1月のスマートホーム製品をどの地域で発売するのかまだ明らかにしていませんが、もし日本市場でも発売されれば、イケアが日本のスマートホーム普及の起爆剤になるかもしれません。
【主な参考記事】
Fast Company. Ikea is launching new smart home products, and they’re designed to be extra easy to use. July 10 2025
IKEA. IKEA introduces new chapter in designing technology for the home. July 9 2025
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