サムスンの最新折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold7」は前モデルよりも薄型化・軽量化を実現しています。その耐久性について、テック系YouTuberが過酷なテストを実施したところ、見事に合格しました。

YouTubeチャンネルJerryRigEverythingを運営するザック・ネルソン氏は、Galaxy Z Fold7の耐久テスト動画を公開しました。同氏によるテストは端末に厳しい試練を与えることで知られており、過去には同社のGalaxy S25 Edgeも対象となっていました。
今回も激しい折り曲げテストが課されていますが、Galaxy Z Fold7は超薄型デザインにもかかわらず本体が壊れることなく、ヒンジや内側ディスプレイも無傷で耐えきっています。これは先代モデルから大きな進歩であり、ネルソン氏も「文字通りの黒魔術」と驚きを露わにしています。
また、多量のホコリやゴミを浴びせる試験でも、ヒンジや内側ディスプレイには問題が起きず、IP48の防塵防滴性能が実証されました。IP48はあくまで「1mm以上の固形異物」の侵入を防ぐレベルに過ぎず、完全な防塵性能ではないだけに、予想以上の成果です。

そしてサムスンはGalaxy Z Fold7が50万回の折り曲げに耐えられると公称していますが、実際のテストでもヒンジや構造の耐久性は非常に高いと評価されています。
もっとも、外側の画面はGorilla Glass Victus 2に保護されて傷に強い一方で、内側の折りたたみディスプレイは硬度レベル2で傷が付き始めています。
この結果は、指の爪でこすったり、子供がペンで触れる程度で損傷する可能性があることを意味します。サムスンが購入から1年間で1回、無料の保護フィルム交換サービスを提供しているのも、これが理由でしょう。
Galaxy Z Fold7は見た目の薄さと裏腹に、極めて高い耐久力と実用性を備えているようです。今後、折りたたみスマホにおける耐久性の新たな基準となりそうです。
Source: JerryRigEverything (YouTube)
via: Android Authority