サムスンが開発中であることを明らかにしている三つ折りスマートフォン(通称「Galaxy Z TriFold」)とXR(拡張現実)ヘッドセットについて、具体的な発売時期はこれまで不明でした。

しかし、同社が2025年第2四半期の決算発表会において、これら2つの製品を2025年内に投入する方針であることを事実上認めました。
サムスンの幹部は、2025年後半の製品展開についての見通しの中で、「TriFold(三つ折りデバイス)」とXRヘッドセットといった「革新的な新フォームファクタ」を準備していると明言しました。さらにモバイル事業(MX)においては、AI搭載の最新プレミアムスマートフォンやGalaxy Z Fold7/Z Flip7などに続く「新たなエコシステム拡大」を推進するとも強調しています。
この発言により、これらの新製品が今後5か月以内に発売される可能性が高まったかたちです。あわせて、フラッグシップモデルをベースにした廉価版「Galaxy S25 FE」や「Galaxy Tab S11」シリーズも、例年より早く登場する可能性があることが示唆されています。これらの新製品を一挙に発表するイベントが開催されることも考えられます。
これまでの噂によると、三つ折りスマートフォンは従来のS/Z型(折り曲げ方の形状)とは異なり、両側から内側に折りたたむ「G型構造」を採用するとのことです。耐久性向上のためにチタンフレームを採用し、最新のSnapdragonチップが搭載されると見られています。
一方、XRヘッドセットについては、すでにクアルコムおよびGoogleと共同開発した「Project Moohan」として発表されています。OSにはGoogleの新しい「Android XR」が使われ、簡単な操作はAI「Gemini」によって行い、ゲームなどの複雑なタスクには専用コントローラーが用意される予定です。
なお、両デバイスが全世界で販売されるかどうかはまだ明らかになっていませんが、現時点では韓国および中国での限定販売となる可能性が高いと見られています。いずれにしても、今後の続報に注目したいところです。
Source: Seeking Alpha
via: 9to5Google