サムスンは9月29日に新製品発表イベント「Unpacked」を開催し、その場で3つの新たなハイエンドデバイスを発表すると報じられています。

韓国メディアNewsPimおよびNewsworksの報道によると、サムスンが発表を予定しているのは以下の3製品です。
- XRヘッドセット(コードネーム「Project Moohan」)
- 三つ折り式Galaxyスマートフォン「Galaxy Z TriFold」
- スマートグラス(製品名は「Galaxy Glasses」となる可能性あり)
このうち2つは、以前から発表間近と噂されていた製品です。まずXRヘッドセットはGoogleおよびクアルコムと共同開発されたもので、Android XRを搭載する初のデバイスとなります。アップルのVision Proヘッドセットと競合する見通しです。
またGalaxy Z TriFoldは、サムスン幹部が最近の決算説明会で言及していました。約10インチの折りたたみ画面と6.5インチのカバー画面を備え、スマホとタブレットの融合を目指すとみられています。
一方、スマートグラスは昨年末に噂が出ていたものの、その後は続報がありませんでした。今回の報道によれば、社内では「Project Haean(海岸)」と呼ばれているとのことです。
このスマートグラスはクアルコムのSnapdragon AR1+ Gen 1チップを搭載した音声専用モデルで、内蔵ディスプレイはナシ。カメラ、マイク、スピーカーを備え、AIによる多言語翻訳、ナビゲーション、音声コマンド、状況認識などの多機能をサポートするとのこと。さらに、スマートフォンに依存せず単体で動作する独立型ウェアラブル端末になると伝えられています。
発売スケジュールについては、XRヘッドセットが10月13日に、Galaxy Z TriFoldがその直後に韓国で発売される見込みです。スマートグラスは2025年末までに登場するとされますが、韓国限定となるのか、グローバル展開されるのかは現時点で不明です。
via: Sammobile