100インチ超で生活激変!プロが教えるプロジェクターの最強活用法

ink_pen 2025/9/14
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100インチ超で生活激変!プロが教えるプロジェクターの最強活用法
GetNavi編集部
げっとなびへんしゅうぶ
GetNavi編集部

1999年創刊。「新しくていいモノ」を吟味して取り上げる月刊の新製品情報誌。生活家電とIT・デジタルガジェットを中心に、モビリティ・雑貨日用品・グルメ・お酒まで、モノ好きの「欲しい!」に結論を出す、がコンセプト。

テレビの時代はもう終わり!? いま注目を集めるのは、リビングを100インチの大画面に変えるプロジェクター。AV評論家・藤原陽祐さんが、最新のトレンドから選び方の極意まで徹底解説します。超短焦点モデルで狭い部屋でもシアター体験、アウトドアで映画館気分――知れば知るほど欲しくなる、プロジェクターの魅力を一挙公開!

【私がレクチャーします!】

AV評論家・藤原陽祐さん
新聞記者、専門誌編集を経てフリーに。最新技術や新製品、市場動向に詳しく、的確な評論には定評がある。

多様化が進むことで用途に応じた選択が可能に

近年のプロジェクター市場は、ユーザーのライフスタイルの変化と技術進化により多様化が進んでいる。かつては、コアなAVファンの贅沢な趣味とされてきたが、最近は数万円から手に入る手頃なモデルも増え、普及しつつある。

そんななかで人気なのは、テレビ代わりに使える「据え置きタイプ」と持ち運び可能な「モバイルタイプ」、さらには照明一体型の「シーリングタイプ」。たとえば据え置きタイプの「LG CineBeam S」は、壁から40㎝離れたところから100インチもの投影が可能だ。モバイルタイプの「Nebula Capsule Air」はGoogle TV搭載では世界最小を誇る。照明一体型の「Aladdin X2 Light」は、プロジェクター、スピーカー、シーリングライトを搭載した3in1の手軽さが魅力。

「最近は短焦点・超短焦点型も人気で、狭い部屋でも大画面を楽しめる点が評価されています。アウトドア需要やテレビ離れが背景にあり、キャンプや寝室での利用が増加。価格帯は1万円台から30万円超まで幅広く、用途に応じて選べます。今後は、高画質・高輝度・ネット連携の進化がさらに加速しそうです」(藤原さん)

プロジェクターの種類は大きく3つ

1.据え置きタイプ

スクリーンや白壁の手前に設置して、映像を投影して楽しむ一般的なモデル。フルHDや4K対応が主流で、画質優先ならこのタイプを。

2.モバイルタイプ

バッテリーを装備し、屋内・屋外を問わず単体で使える。画質重視のモデルは限定的で、画面サイズも60インチ前後までと考えるのが無難。

3.シーリングタイプ

一度天井に設置すれば、生活の邪魔にならず、手軽に楽しめる。照明、プロジェクター、スピーカー個別にも使用できるため、利便性が高い。

押さえておこう! プロジェクター選びのポイント

解像度

数値が高いほど、きめ細かな映像の投影が可能になるため、プロジェクター選びでは極めて重要なチェック項目となる。特に100インチ前後の大画面への投影を考えている場合は、少なくてもフルHD以上、できれば4K表示が可能な高解像度モデルを選びたい。

■おもな解像度とアスペクト比

HD:1280×720ピクセル(16:9)一般的なモバイルモデル。40-60インチの投影に最適。
WXGA:1280×800ピクセル(16:10)一般的なビジネスモデル。40-60インチの投影に最適。
フルHD:1920×1080ピクセル(16:9)高画質なモバイルモデル。60〜100インチの投影に最適。
4K:3840×2160ピクセル(16:9)高画質な据え置きモデル。80〜120インチの投影に最適。

設置のしやすさ

まずどこに、どのように設置して、何インチで投影するのかを明確に。壁との距離を十分に取れれば据え置き、それが無理なら短焦点モデルなど、部屋の環境に合わせて選ぼう。ギリギリ100インチを投影できても、スペースとしての快適さが損なわれてまうのはNG。

↑壁まで十分な距離が取れない場合は超短焦点がオススメ。
超短焦点モデルには、40㎝で100インチ投影可能な機種もある。

様々なコンテンツの視聴

テレビの映像をプロジェクターで見るには、HDMIでテレビやレコーダーなどのチューナーとつなぐのが一般的。最近はAndroid TV、Google TVといったOSを搭載し、Wi-Fi環境下ならば、本体だけで多彩なネット動画が楽しめるモデルも多い。

↑OSを搭載していれば、スマホ不要で直接インターネットにアクセス可能。
YouTubeやNetflixなどを本体だけで視聴できる。

明るさ

プロジェクターの画質で重要なのが明るさ。通常、「ルーメン」「ANSIルーメン」と表示され、数値が大きいほど明るく見やすい映像となる。日中などの明るい環境では、1000ANSIルーメン、暗い部屋の場合は200ANSIルーメン以上が目安。

「ルーメン」「ANSIルーメン」「ISOルーメン」の違い

ルーメン:光源の明るさを各社独自の基準で計測したもの。あるいは光源の理論値(メーカー独自の測定)
ANSIルーメン:決められた条件下で白色を投影し、その投影面の明るさを計測したもので信頼性が高い(米国規格協会による測定)
ISOルーメン:ANSIに近いが、より厳密な条件で測定されることもある(国際標準化機構による測定)

まずは「レンタルサービス」を利用しよう!

プロジェクターが欲しいけれど、自分の部屋に設置できるか、十分に価値を実感できるか、気になるところ。そんなときは、まずはレンタルで試してみよう!

レンティオ
最新家電やAV機器から、ファッションアイテムまで7000種類以上をラインナップするレンタルサービス。最低レンタル期を越えていれば、いつ返却・解約しても手数料はかからず、一定の期間で月額課金が終了すればレンタル商品がそのまま手に入る。

↑プロジェクターが並ぶ。ネットショッピングの要領で手続きすれば、希望の日時に製品が届く。

※「GetNavi」2025月9・10月号に掲載された記事を再編集したものです。
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