クアルコムの次期Android向けハイエンドチップ「Snapdragon 8 Elite Gen 5」(以前は「Snapdragon 8 Elite Gen 2」と呼ばれていた)は、9月下旬に米ハワイで開催されるSnapdragon Summitイベントで正式に発表される見通しです。

そんななか、このチップがAnTuTu v11ベンチマークで420〜440万点という過去最高スコアを記録したとの噂が浮上しました。
この情報は、信頼性の高いリーカー・数码闲聊站(Digital Chat Station)氏が中国Weiboで報告したもの。
前モデルのSnapdragon 8 EliteはAnTuTu v10で約267万点だったため、単純に比較すると約58〜65%の大幅な向上となります。
ただし、前世代はv10での計測、Gen 5はv11での計測であり、バージョン違いによる差があるため、直接比較には注意が必要です。
今回の情報に先立ち、Geekbenchではシングルコアで20〜30%、マルチコアで10〜15%の性能向上が報告されていました。しかし、AnTuTuではそれを大きく上回る結果が出た形です。
さらに、ほぼ同時期にMediaTekの新型フラッグシップSoC「Dimensity 9500」もAnTuTuで400万点を記録したとの情報があり、Snapdragon 8 Elite Gen 5と接戦になる見通しです。
なお、前世代のSnapdragon 8 EliteはサムスンのGalaxy S25シリーズやXiaomi 15 / 15 Ultra、Realme GT 7 Proなどに搭載されました。
これらの後継機種がGen 5を採用すれば、Androidのハイエンド・フラッグシップ機の性能が一気に底上げされることになりそうです。
Source: Weibo
via: GSMArena