スナドラと遜色なし! 次期「Galaxy S26 Ultra」は「Exynos 2600」を搭載?

ink_pen 2025/9/20
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スナドラと遜色なし! 次期「Galaxy S26 Ultra」は「Exynos 2600」を搭載?
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

サムスンが次期フラッグシップ機「Galaxy S26 Ultra」に、自社製チップ「Exynos 2600」を搭載するとの噂が報じられています。

↑ついに自前チップを搭載か?

韓国の大手メディア・The Korean Heraldによると、サムスンは2025年9月に最先端の2nm GAA(Gate All Around)プロセスで製造する新型チップExynos 2600の量産を開始する予定とのこと。

このチップはGalaxy S26シリーズ、特に最上位モデルのS26 Ultraに採用されると伝えられています。

サムスンはすでにGalaxy Z Flip7にExynos 2500を搭載し、モバイル事業のコスト削減に成功しました。Exynos 2600は、その取り組みをさらに拡大する狙いがあると見られています。

Exynos 2600には、発熱を抑える新技術「Heat Pass Block」が導入されており、熱処理効率が向上しています。

さらにベンチマークサイトGeekbench Browserでも複数回確認されており、直近のスコアはシングルコア3309点、マルチコア1万1256点を記録。これはクアルコムの最新Snapdragon 8 Elite Gen 5に迫る性能です。

従来、Exynosチップは発熱や電力効率の面で課題が指摘されていました。そのためGalaxy S25シリーズでは採用されず、Snapdragonのみが搭載されていました。

しかしExynos 2600が成功を収めれば、モバイル部門のコスト削減に加えて、チップ設計を担うSystem LSI部門の競争力回復につながる可能性があります。

また、サムスンのファウンドリ(半導体受託製造)事業においても、安定した供給を示すことで信用を回復し、任天堂やテスラといった大手企業からの注文増が期待されます。

つまり、Galaxyシリーズだけでなく、サムスングループ全体の成長もかかっているというわけです。

もっとも、これまでのGalaxy S UltraモデルはすべてSnapdragonチップを採用しており、もしExynos 2600が搭載されれば、その前例を覆すことになります。

国や地域によってはSnapdragon 8 Elite Gen 5を採用する可能性も残されており、今後の続報が注目されます。

Source: The Korean Herald

Via: GSMArena

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