iPhone同士やAndroidスマートフォン同士であれば、eSIMの転送はこれまでよりずっと簡単になりました。しかし、iPhoneからサムスンのGalaxy端末に移行する場合は、キャリアでの再発行手続きなど、やや手間がかかります。

そんななか、サムスンが次期ソフトウェア「One UI 8.5」で、iPhoneからGalaxyへのeSIM移行を大幅に簡略化する新ツールを準備していることが明らかになりました。
Android情報サイトのAndroid Authorityによる解析では、新しいセットアップ画面に「Androidから移行」「iOSから移行」といった転送元OSを選択するボタンが追加されているとのこと。
この設計から見て、数回のタップでeSIMを移行できる仕組みになると考えられます。
すでに米国の主要キャリアでは、iPhoneからGoogle Pixel端末へのeSIM転送が実現しており、サムスンの新ツールでも同様のサポートが導入される可能性が高いとみられます。
一方、日本国内の主要キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなど)は、現時点ではiPhoneからAndroid端末へのeSIM直接転送に対応していません。iPhone間またはAndroid間での転送は可能ですが、異なるOS間での移行は未対応のままです。
One UI 8.5は2026年に提供予定であり、まず次期フラッグシップ「Galaxy S26」シリーズに搭載された後、既存モデルに順次配信される見込みです。
今後、日本のキャリアがAndroidとiOS間のeSIM転送に対応することに期待しましょう。
Source: Android Authority