サムスンは、横折りスマートフォン「Galaxy Z Fold7」の高級版にあたる「W26」を中国限定モデルとして発売しました。
外観こそZ Fold7と同じですが、搭載機能や同梱品、メモリ容量などの仕様が異なり、より高級志向のモデルとして差別化が図られています。

デザインは赤と黒を基調に、金のトリムをあしらったジュエリーのような仕上がりです。折りたたみ時のメインディスプレイは8インチ、外側のカバーディスプレイは6.5インチで、重さは約215gとZ Fold7と同じです。
内部ハードウェアは強化されており、衛星通信を利用した通話やメッセージ送信機能を新たに搭載。ただし、この機能は中国国内でのみ利用可能です。
また、同社の独自AI機能「Galaxy AI Smart Collection」も利用でき、画像やテキストをドラッグして専用スペースにまとめることができます。
同梱品も非常に豪華で、ケブラー素材の専用ケースや充電器が付属しています。これは他の地域向けモデルでは見られない充実ぶり。
価格は512GBモデルが約1万7000元(約36万円※)、1TBモデルが約1万9000元(約40万円)となっています。
※1元=約21円で換算(2025年10月15日現在)
サムスンはWシリーズを中国市場におけるステータスシンボルとして位置づけており、現時点で他地域での発売予定はありません。
スマホに衛星通信機能があれば、電波の届かない場所でも救助を呼ぶことができ、非常時の命綱として有効であることは、すでにiPhoneで実証されています。今後のGalaxy Z Foldシリーズにも、同様の機能が搭載されることを期待したいところです。
Source: Android Authority