X、リンクを開いても投稿から離れない新仕様をテスト中。全部入りアプリに一歩近づく?

ink_pen 2025/10/22
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X、リンクを開いても投稿から離れない新仕様をテスト中。全部入りアプリに一歩近づく?
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

X(旧Twitter)は、iOS版アプリでリンクの表示方法を変更するテストを実施していることが明らかになりました。

↑もうXから離れられない。

この新しい仕組みでは、投稿内のリンクをタップして外部サイトを閲覧している間も、元の投稿が折りたたまれた状態で画面下部に「いいね」「リプライ」「リポスト」ボタンが表示され続けます。

従来はリンクを開くとアプリ内ブラウザが全画面表示になり、元の投稿が完全に隠れていました。そのため、多くのユーザーがリンク先を見たまま投稿に戻らず、反応(いいねやリプライ)をしないまま離脱していたようです。

この変更は、リンク付き投稿をクリックしたユーザーがXから離脱し、エンゲージメントが下がる問題への対策とみられます。また、オーナーのイーロン・マスク氏が目指す「すべてがX上で完結する“全部入りアプリ(Everything App)”」構想にも沿った動きと言えるでしょう。

さらにマスク氏は、今後Xの推薦アルゴリズムをAI「Grok」ベースに全面移行し、AIが全投稿を読み取って、ユーザーの興味に最も合うコンテンツを優先表示する仕組みにすると予告しています。

これにより、「いいね」や返信の影響が相対的に小さくなり、フォロワー数が少ないアカウントでも多くの人に読まれる可能性があると考えられます。

Source: Nikita Bier(X)

via: The Verge

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