X(旧Twitter)は、iOS版アプリでリンクの表示方法を変更するテストを実施していることが明らかになりました。

この新しい仕組みでは、投稿内のリンクをタップして外部サイトを閲覧している間も、元の投稿が折りたたまれた状態で画面下部に「いいね」「リプライ」「リポスト」ボタンが表示され続けます。
従来はリンクを開くとアプリ内ブラウザが全画面表示になり、元の投稿が完全に隠れていました。そのため、多くのユーザーがリンク先を見たまま投稿に戻らず、反応(いいねやリプライ)をしないまま離脱していたようです。
この変更は、リンク付き投稿をクリックしたユーザーがXから離脱し、エンゲージメントが下がる問題への対策とみられます。また、オーナーのイーロン・マスク氏が目指す「すべてがX上で完結する“全部入りアプリ(Everything App)”」構想にも沿った動きと言えるでしょう。
さらにマスク氏は、今後Xの推薦アルゴリズムをAI「Grok」ベースに全面移行し、AIが全投稿を読み取って、ユーザーの興味に最も合うコンテンツを優先表示する仕組みにすると予告しています。
これにより、「いいね」や返信の影響が相対的に小さくなり、フォロワー数が少ないアカウントでも多くの人に読まれる可能性があると考えられます。
Source: Nikita Bier(X)
via: The Verge