オーディオテクニカは、開放型ヘッドホンのフラッグシップモデル「ATH-ADX7000」を2025年10月31日(金)に発売します。公式オンラインストアでの販売価格は55万8800円(税込)。

あわせて、オーディオテクニカ製ヘッドホンに対応する専用ハードケース「AT-HPC3」(1万1880円/税込)も同日発売されます。
記事のポイント
1974年よりヘッドホンを作ってきたオーディオテクニカならではの技術が詰まった開放型ヘッドホンのフラッグシップモデル。企画・設計・製造まで国内で一貫して行われており、日本の職人のアナログ的な精度と技術が息づいています。2025年11月1日(土)に東京で行われるイベント「秋のヘッドフォン祭 2025」のオーディオテクニカブースで試聴ができるとのことで、気になる方は足を運んでみてください。
「ATH-ADX7000」は、同社が独自に定義した“真の開放型”を意味する「トゥルーオープンエアーオーディオ(以下、TOA)」を具現化した最高峰モデルです。

TOAとは、空気の流れをコントロールし、より自然な振動板の動きによって原音を忠実に再生する、開放型の極限を突き詰めたヘッドホンの新たな形です。ヘッドホンで発した音を耳元に閉じ込めるのではなく、空気に乗せて空間へと広げることで、まるで風に乗って届く虫の音のように、音が身体に心地よく溶け込んでいきます。
新開発の「HXDT(High-Concentricity X Dynamic Transducer)」を採用し、設計から製造、組み込みまでを一貫して自社で行うことで、製造精度を向上させ、信号の正確な伝達と音の高い再現性を可能にしています。

さらに、アルミニウムビレットを精密切削加工した“バッフル一体型”φ58mmドライバー、音の純度を高める「無方向性電磁鋼板」磁気回路、強力な駆動力を生み出す専用設計の空芯ボイスコイルなど、あらゆる要素に妥協のない設計を施しています。
加えて、独自開発のコアマウントテクノロジー(PAT.P)により、バッフルダンパーとイヤパッドの位置関係を最適化し、耳からハウジングまでの音響空間を2分の1に仕切るポジションにボイスコイルが配置される構造を採用。これにより、自然で広がりのある音場と抜けの良いサウンドを実現します。
ハウジングには、日本の職人による精緻なプレス加工で成形した軽量なハニカム構造のアルミニウムを採用。この匠の技が、ドライバーの駆動力と振動板のリニアリティを最大限に引き出し、音の立ち上がりと表現力を高めます。

フレームとアームには、薄く制振性と剛性に優れたマグネシウムを、スライダーには美しく磨き上げられたチタニウムを使用し、構造の安定性と耐久性を向上させています。

イヤパッドは2種類付属。超高級ベルベット素材を採用した妙中パイル織物社製イヤパッドは、柔らかく優しい肌触りと優れた通気性で、長時間のリスニングでも快適さを保ちながら音のディテールを忠実に再現します。

一方、アルカンターラ社製イヤパッドは、しっとりとした高級人工皮革の質感と耐久性を兼ね備え、日常使用でも美しさと快適性を損なうことなく楽しめます。さらに、同イヤパッド装着時は、わずか270gという軽量ボディを実現しています。
リケーブルにも対応しており、ナイロン巻きシースの着脱式バランスケーブル・アンバランスケーブルの2種が付属。安定した信号伝送と確実な接続性を追求したA2DCコネクターを採用しています。

同日発売のヘッドホン専用ハードケース「AT-HPC3」は、複数の高級ヘッドホンを使い分けるオーディオファンのために開発されたもの。 軽量かつ堅牢な構造に加え、優れた収納性と洗練されたデザインを備え、大切なコレクションをスマートに保管し、快適に持ち運ぶことgふぁできます。

公式オンラインストア限定「ATH-ADX7000」発売記念キャンペーン
2025年10月23日(木) 10:00〜 11月7日(金) 23:59の期間中、オーディオテクニカ公式オンラインストアにて「ATH-ADX7000」を予約・購入するともれなく、オーディオのお手入れに最適な超極細繊維で作られたAudio-Technica オリジナル「クロス」がプレゼントされます。