YouTube、20年前の低解像度動画をAIで高解像度化する新機能を発表!

ink_pen 2025/11/2
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YouTube、20年前の低解像度動画をAIで高解像度化する新機能を発表!
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

2025年、YouTubeは20周年を迎えていますが、サービス初期に投稿された240pの低解像度動画も多数残っています。そうした古い動画をAIで自動的に高解像度化する新機能が発表されました。

↑古い動画もまだまだ楽しめそう。

YouTubeのクリエイター向け発表によると、この機能ではAI技術「Super Resolution(スーパー解像度)」を活用し、低解像度の動画を1080pまでアップスケールできるようになるそう。

この機能はクリエイターが任意で有効化でき、オリジナル映像を保持したまま、AI処理後の映像と切り替えて表示することができます。AIで変換された動画には「スーパー解像度」のラベルが表示されます。

なお、これは第一段階にすぎず、将来的には最大4K解像度まで対応範囲を広げる予定とされています。

また、サムネイルのファイルサイズ上限が従来の2MBから50MBに拡大され、4K品質の高解像度サムネイルにも対応しました。サムネイルは視聴者が最初に目にする重要な要素であるため、検索時にもより見つけやすくなると期待されています。

さらに、一部のクリエイターを対象に、4K以上の超高解像度動画のテスト配信も進められているとのこと。

テレビでの視聴体験も向上しており、ホーム画面での「没入型プレビュー」や「文脈に応じた検索」が可能になります。さらに、画面に表示された商品をスマートフォンから直接購入できるQRコードが追加され、ショッピング体験がより便利になります。

これらのアップデートは今後段階的に展開される予定。YouTubeが実際にどの程度快適で便利になるのか、今後に注目したいところです。

Source: YouTube

via: Android Police

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