カメラと通話で使いやすいAI機能が搭載、シャープのちょうどいいスマホ「AQUOS sense10」

ink_pen 2025/10/31
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カメラと通話で使いやすいAI機能が搭載、シャープのちょうどいいスマホ「AQUOS sense10」
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シャープはスタンダードモデルの新作スマホ「AQUOS sense10」を発表しました。発売は11月13日で、SIMフリーモデルの価格は6GBメモリー/128GBストレージが62,700円(税込)、8GB/256GBが69,300円(税込)です。

これに合わせて、シャープは発表会を開催。その様子をレポートします。

3つのキーワードが特徴のAQUOS sense10

AQUOS sense10は、「快適」「AI」「デザイン」のキーワードを押し出したモデルです。

SoCには「Snapdragon 7s Gen 3」を搭載。前モデル「AQUOS sense9」に搭載されたSoCに比べ、CPU性能で約20%、GPU性能が約40%、AI性能が30%向上したといいます。また、ディスプレイには約6.1型のPro IGZO OLEDパネルを採用。1~240Hz相当の可変リフレッシュレートや1500nitの最大輝度など、高いディスプレイスペックを備えています。

↑約6.1型のディスプレイを搭載したAQUOS sense10。本体サイズは約幅73×高さ149×奥行き8.9mmと、片手で持ちやすいコンパクトさです。重さは約166g。

バッテリー容量は5000mAh。SoCの性能と合わせて、フル充電から1日10時間の利用で2日間の使用が可能とのこと。

AIにはカメラと通話関連の機能を追加。カメラでは、ハイエンドスマホ「AQUOS R10」にも搭載されていた「影を消す」機能やテキストの台形補正機能を搭載しました。料理や本の文章などを撮影するときに役立つでしょう。

↑撮影時に「テキスト」モードを選択して撮影すると、影を除去して台形補正もしてくれます。

また、ガラス越しや水槽の撮影時に発生する、反射による映り込みを軽減する「ショーケースモード」を搭載。モードを選んだ状態で撮影すると、自動で映り込んだものを識別して除去します。撮影者が何か操作をする必要がないため、手軽に使えそうです。

↑たとえばガラス越しで撮影する際、通常は画面上部のように映り込んでしまいます。
↑撮影時にショーケースモードを選んでおくと、撮影後に自動で処理が始まり、画面上部の映り込みを消してくれます。

なお、カメラは標準と広角の2眼構成で、どちらも約5030万画素。標準カメラには1/1.55インチと比較的大きめのイメージセンサーを搭載しており、暗所のノイズを低減し、夜景などもきれいに撮影しやすくなっています。

↑カメラ周りのデザインは特徴的ですが、出っ張りなどはありません。

通話関連のAI機能としては、通話時に自分以外の人の声や周囲の雑音をAIが識別してカットし、自分の声をクリアに伝える「Vocalist」を搭載しました。あらかじめ自分の声を登録することで利用できます。

会場では新幹線に乗っている人からの通話を聞くデモがありましたが、車内アナウンスや走行音がきれいに消え、電話口の声だけが聞こえました。空港や地下鉄のホームなど、周囲の音が大きい場所でも十分活躍しそうです。

↑Vocalistは純正の通話アプリはもちろん、Web会議アプリなどでも使えます。

デザインについては、「カジュアル」「キレイメ」「ベーシック」の3つのスタイルに分類して、それぞれに合うカラバリを全部で6色そろえたそうです。本体カラーに合わせた6色の純正シリコンケースも発売します。一方で、カラー以外の見た目は前モデルと変わっていません。

↑左がキレイメにあたるペールピンク/ペールミント、真ん中がカジュアルなデニムネイビー/カーキグリーン、右奥がベーシックなライトシルバー/フルブラック。

このほか、おサイフケータイ、IPX5・IPX8/IP6Xの防水防塵、顔と指紋による生体認証などに対応しています。

スペックや機能を見る限りは必要十分なものがそろった、扱いやすくてちょうどいい製品といえます。特にAIは、やろうと思えばもっといろいろ機能を盛り込めるでしょうし、よそを見れば多くのAI機能を搭載したスマホもあるなかで、使うシーンを限定してシンプルにまとめている印象です。それでいて実用的な機能なので、AIのよさを感じやすいでしょう。

手頃な価格も相まって、AQUOS sense10も前モデル同様に高い人気を獲得しそうです。

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