AndroidはiPhoneより安全? スパム回避の割合はiOSと比べて58%高いと調査で判明

ink_pen 2025/11/4
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AndroidはiPhoneより安全? スパム回避の割合はiOSと比べて58%高いと調査で判明
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

Googleは市場調査会社YouGovと共同で調査を実施し、AndroidユーザーはiOSユーザーに比べてスパムや詐欺メッセージを回避しやすいという結果を発表しました。

↑Androidは詐欺に強い(画像提供/Google)。

アメリカ・インド・ブラジルの5000人以上のスマートフォンユーザーを対象に行われた同調査では、直近7日間でAndroidユーザーはスパム・詐欺メッセージを受信しなかったという人の割合が、iOSユーザーと比べて58%高いことが分かりました。

特にPixelユーザーでその傾向が顕著で、スパムメッセージをまったく受信しなかった人の割合は96%に達したとのこと。

一方、iOSユーザーは1週間に3件以上の詐欺メッセージを受信したと報告する割合が、Androidユーザーと比べて65%高いとされています。

Googleはこうした結果を、RCS(リッチコミュニケーションサービス)の安全性チェックや、Android独自の詐欺・フィッシング対策、さらにAIによるスパム検出など複数の施策による成果だと説明。特に「メッセージ」や「電話」アプリに標準搭載されている迷惑メッセージフィルターの効果が大きいと強調しています。

今回の調査はGoogleが関わっていますが、YouGovが実施したことで一定の客観性が保たれています。また、サイバーセキュリティ企業・Leviathan Security Groupの分析でも、PixelはAppleやSamsungなどの最新端末と比べ、詐欺・スパム対策の分野で優位に立っていると評価されています。

今後もGoogleがAI技術を活用し、迷惑メッセージや不要な電話の削減に注力していくことが期待されます。

Source: Google
via: 9to5Google

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