PCスピーカーといえば、一昔前は「音さえ出ればいい」と手ごろな価格帯のものが主流だったが、最近では動画視聴やゲームなど、用途に応じた本格的なものが登場している。
今回は、家電量販店の担当者に、製品の選び方やオススメのモデルを聞いた。
【選んだ人】
エディオン横浜西口本店
イベント運営担当・長山和雅さん
入社歴18年。大阪のなんば本店でのオーディオ商品担当を経て、現在は横浜西口本店で各売り場のイベント企画や運営をサポート。
目的1:映画や音楽を楽しみたい
<選ぶコツ>立体音響&重低音で迫力のサウンド体験
PCで映画や音楽を楽しむなら、モニターの前に置くサウンドバータイプがオススメです。なかでも迫力のある重低音や、臨場感のあるサラウンド技術を生かした音作りが得意なオーディオメーカーのものを選ぶと、より没入感を楽しめますよ。

ソニー
HT-A3000
オープン価格(実勢9万6800円前後)
1台で臨場感のある音を再生する3.1chサウンドバー。独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」を採用しており、別売りのリアスピーカーと組み合わせると、360度包み込まれるような音場空間が生まれる。
SPEC ●定格出力:250W●端子:HDMI、光デジタル、USBなど●サイズ/質量:W950×H64×D128mm/4.6kg

TVS REGZA
レグザサウンドシステムTS216G
オープン価格(実勢3万8500円前後)
迫力のある立体音響を楽しめるデュアルウーファー内蔵の2.1chサウンドバー。40kH以上の高域を再生できるツイーターを備え、ハイレゾ再生にも対応する。総合出力120Wのハイパワーも魅力だ。
SPEC ●最大合計出力:120W●端子:HDMI、光デジタル、USB端子など●サイズ/質量:W960×H68×D105mm/3.6kg

デノン
DHT-S218
オープン価格(実勢3万6300円前後)
立体音響技術「Dolby Atmos」やロスレスオーディオに対応した2.1chサウンドバー。鋭敏な感性を持つサウンドマスターがチューニングした「Pureモード」を備え、音楽を高品質なサウンドで楽しめる。
SPEC ●最大合計出力:非公表●端子:HDMI、光デジタル、アナログAUX、サブウーファー、USB●サイズ/質量:W890×H67×D120mm/3.6kg
目的2:ゲームに没入したい
<選ぶコツ>有線式は音の遅延が少なくゲーム向き
PCゲームを楽しみたいなら、遅延の少ない有線接続タイプがオススメです。接続はUSBかAUX(ステレオミニ)がメインですが、スマホなどでワイヤレス再生も楽しむという方は、Bluetooth機能も備えたものを選ぶといいでしょう。

エディファイア
ED-QR30
1万9980円
ライトエフェクトでゲームを盛り上げる2.0chアクティブスピーカー。12種類のプリセット光効果に加え、アプリから自由にカスタマイズが可能。USBやAUX接続に加え、Bluetoothにも対応している。
SPEC ●最大合計出力:15W+15W●端子:USB-A、AUX●サイズ/質量:W127.5×D193×H142mm/約3.09kg

エディファイア
ED-MR3
1万4980円
本格的なモニター品質をコンパクトサイズで実現。24bit/96kHz対応の高解像度サウンドで、音楽制作から映像視聴までクリアでバランスの取れた音で再生できる。Bluetoothにも対応。
SPEC ●最大合計出力:18W+18W●端子:TRS、RCA、AUXなど●サイズ/質量:W125.5×D185(右)、176(左)×H220mm/3.85kg

サンワサプライ
MM-SPBT3WAY
1万2100円
USB、AUX、Bluetoothの3WAY接続に対応したスピーカー。前面のボタンを押すだけで簡単に接続を切り替えられ、PCやテレビなど複数の機器に接続して使える。接続モードはLEDの色で確認できる。
SPEC ●最大合計出力:5W+5W●端子:デジタル入力、microUSB、アナログ入力、AUX●サイズ/質量:W90×D100×H168mm/900g
目的3:省スペースで置きたい
<選ぶコツ>360度に広がる音で置き場所が自由自在
デスクトップやその周辺はスペースが限られるので、スピーカーの置き場所が確保しにくい場合も。そんなときは360度サウンドに対応したスピーカーを選ぶといいでしょう。置き場所を選ばないので、部屋のどこに置いても良い音で楽しめます。

バルミューダ
BALMUDA The Speaker M01A
4万4000円
3基のLEDユニットを備えたBluetoothスピーカー。楽曲に合わせてLEDが輝き、曲のグルーヴ感を増幅する。360度に音が広がる構造で、どこに置いても立体感のある音が楽しめる。
SPEC ●最大合計出力:15W●端子:AUX●サイズ/質量:φ105×H188mm/約1.0kg

マーシャル
EMBERTON III
2万9990円
マーシャルならではのヘヴィーで力強いサウンドを楽しめるポータブルスピーカー。全方位に音を届けるマルチディレクショナルサウンドを採用しており、360度に広がるサウンドを体感できる。
SPEC ●最大合計出力:20W●端子:なし(Bluetooth接続のみ)●サイズ/質量:W160×D76×H68mm/700g

ビクター
SP-WS02BT
オープン価格(実勢1万9800円前後)
天然木を使ったウッドデザインが特徴。背面に大型パッシブラジエーターを備え、クリアかつ重厚な音で再生する。2台用意すれば、さらに広がりのあるステレオサウンドを楽しめる。
SPEC ●定格出力:3W×2+14W●端子:AUX●サイズ/質量:W208×D80×H81mm/約820g

ピクセラ
Re・De Light & Sound
1万6800円
精密なアルゴリズムから生まれたキャンドルのような灯りが、癒しの空間を演出するランタン型ポータブルスピーカー。全方位にやさしく広がる360度サウンドで、置き場所を選ばず使える。
SPEC ●定格出力:約5W●端子:なし(Bluetooth接続のみ)●サイズ/質量:W84×D84.5(ハンドルを含むと104)×H194.5(本体のみ)mm/約550g
目的4:家中持ち運びたい
<選ぶコツ>持ち運んで使うならストラップ付きが便利
デスクトップで使用するだけでなく、家中持ち運んで使いたいならBluetooth対応が必須。キッチンやお風呂で使いたいなら、防水機能のあるものを選びましょう。カラビナやストラップが付いたものはフックなどに掛けても使えて便利です。

JBL
Flip 7
1万9800円
500mlペットボトルと同程度のサイズ感ながらパワフルなJBLサウンドを実現。カラビナとストラップが付属するため、カバンなどに引っ掛けて自由に持ち運べる。防水防塵設計でアウトドアでも活躍。
SPEC ●最大合計出力:約35W●端子:USB-C●サイズ/質量:W18.3×D7×H7.2mm/約826g

ソニー
ULT FIELD 1
オープン価格(実勢1万7600円前後)
ダイナミックな重低音を楽しめるタフネス仕様のポータブルスピーカー。押すだけで低音とパワーが増幅する「ULTボタン」を搭載する。ストラップ付きで、衝撃に強いショックプルーフも備える。
SPEC ●定格出力:非公表●端子:なし(Bluetooth接続のみ)●サイズ/質量:約W206×D76×H77mm/約650g

JBL
Go 4
7700円
パワフルなJBLプロサウンドとパンチの効いた低音を楽しめる、手のひらサイズのスピーカー。GOシリーズとして初めて専用アプリに対応し、様々なカスタマイズが可能に。新設計の一体型ループ付き。
SPEC ●定格出力:4.2W●端子:なし(Bluetooth接続のみ)●サイズ/質量:W94×D42×H78mm/190g

アンカー・ジャパン
Soundcore Select 4 Go
3990円
手のひらサイズのコンパクト設計に加えて、最大20時間の長時間再生が魅力。5Wのフルレンジスピーカーとパッシブラジエーター搭載で、迫力の低音を再生できる。持ち運びに便利なストラップ付き。
SPEC ●定格出力:5W●端子:なし(Bluetooth接続のみ)●サイズ/質量:約W121×D83×H49mm/約265g
※「GetNavi」2025年12月号に掲載された記事を再編集したものです。
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