サムスンは同社初の3つ折りスマートフォン「Galaxy Z TriFold」を正式に発表しました。2025年12月12日に韓国で発売され、その後順次、中国や台湾、米国などで発売されます。日本での発売については現時点で言及がありません。

このデバイスは長年噂されており、2025年初めのイベントで披露されましたが、詳細は明かされていませんでした。12月2日にようやく公式発表があり、細かな仕様が説明されています。
Galaxy Z TriFoldは2つのヒンジを備え、内側のディスプレイは10インチ、外側の中央パネルには6.5インチのディスプレイを搭載しています。デザインやスペックはGalaxy Z Fold7に近く、Snapdragon 8 Elite for Galaxyと16GBのRAM、最大1TBのストレージを搭載します。バッテリー容量は5600mAhで、Fold7の4400mAhより大きいです。
カメラは200MPのメイン、12MPの超広角、10MPの望遠に加え、内外に10MPのセルフィーカメラを搭載。指紋センサーは側面にあり、防塵防水規格はIP48、OSはAndroid 16です。本体カラーは「Crafted Black」の1色のみ。
開いた状態で最も薄い部分は3.9mmで、外側ディスプレイがある中央部分は4.2mm、指紋センサーを備える第3部分は4.0mmです。折りたたんだ状態での厚さは12.9mmで、2年前のGalaxy Z Fold5(13.4mm)よりも薄くなっています。ただし重量は309gで、Fold7の215gよりも重くなっています。

韓国市場では16GB RAMと512GBストレージの1モデルのみが発売され、価格は359万400ウォン(約38万円※)です。非常に高価な製品ですが、3つの画面でマルチタスクがしやすいこともあり、日本での発売も期待されます。
※1ウォン=約0.1円で換算(2025年12月3日現在)

Source: Samsung
via: 9to5Google