2026年に発売されるスマートフォンは、RAM(メモリ)価格の高騰により、本体価格が上昇する一方、RAM容量が減る可能性があると報じられています。

この情報は、著名リーカーのLanzuk氏が韓国のブログサービス・Naverに投稿したものです。それによると、スマホ業界は2026年第1四半期から、値上げとスペック引き下げを同時に迫られる見通しだといいます。
具体的には、ハイエンド向けの16GB RAM搭載モデルはほぼ姿を消し、12GB RAMモデルは40%以上減少。さらに、これまで事実上の標準とされてきた8GBモデルも50%以上減り、代わりに6GBや4GB構成へのダウングレードが進むとされています。
その結果、2026年モデルのスマホは、2025年モデルよりも高価になるだけでなく、搭載RAM容量も少なくなる可能性が高いと見られています。なおLanzuk氏は、韓国のサプライチェーン情報に精通しており、百発百中ではないものの、比較的高い的中率で知られています。
今回のメモリ価格高騰の背景には、AIサーバー需要の急増があります。HBM(高帯域幅メモリ)の生産が優先され、消費者向けDRAMの供給が絞られているためです。製造能力の増強には多大な時間と投資が必要なことから、供給不足が解消されず、価格上昇が続いていると考えられます。
さらに、NANDフラッシュメモリも高騰しており、2026年のスマホは内蔵ストレージ容量が縮小する可能性もありそうです。
Source: Naver
via: Android Authority