いま選ぶならAI対応とCPUに注目! 2026年春の最新ノートPC6機種をチェック

ink_pen 2026/2/21
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いま選ぶならAI対応とCPUに注目! 2026年春の最新ノートPC6機種をチェック
小川秀樹
おがわひでき
小川秀樹

編集プロダクションで編集・ライターとしてのキャリアをスタート。ビジネス、旅行、スマホ関連、著名人インタビュー記事などを幅広く制作してきました。趣味は国内外の旅行。特に東南アジアの文化を好み、タイとミャンマーには3年間の在住経験があります。

2026年春、ノートPC市場には個性豊かなモデルが勢揃いしています。圧倒的なAI処理能力を誇る最新モデルから、1kgを大幅に切る驚異の超軽量マシンまで、選択肢は実に多彩。

本記事では、定番の13~14インチと、据え置きにも最適な16インチ以上の2つのカテゴリーに分け、合計6機種のスペックと個性を詳しく読み解いていきます。

今期ノートPC選びの「2大キーワード」

春に向け、各社の「2026年春PCモデル」が出揃いつつあります。部材高騰の影響で価格は上昇傾向ですが、そのぶんスペックの底上げもしっかり行われている印象です。

まずは、今期のモデルを選ぶ上で押さえておきたい2つのキーワードから見てみましょう。

・「Copilot+ PC」がより多くの機種に対応

春モデルでは、多くの主要機種がMicrosoftの「Copilot+ PC」に準拠しました。これは「40TOPS以上のNPU(AI専用エンジン)」や「16GB以上のメモリー」を搭載し、高度なAI処理をクラウドではなくPC内で完結(ローカル処理)させるための基準です。

現在、PhotoshopやPremiereなど、多くのアプリでNPU対応が進んでいます。ローカルでAIを動かすことで作業が高速化されるだけでなく、消費電力を抑え、セキュリティ性も向上するというメリットが生まれます。

・CPUは「Intel・AMD・Qualcomm」の三つ巴へ

CPU(SoC)は、Intel、AMDに加え、Qualcommの「Snapdragon」が本格的に普及しはじめ、三つ巴の時代となりました。かつて懸念されたSnapdragonの互換性問題も主要ソフトの最適化が進み、ほぼ解消されています。2025年末からはdynabookが、そして2026年春からはFCCLがSnapdragon搭載機を初リリースするなど、国内メーカーが採用に踏み切ったことは、本格的な三つ巴時代に入ったことを象徴する出来事と言えそうです。

これらを踏まえ、今期注目の最新PCを見ていきましょう。

13~14インチクラス:モバイル機種4選

まずは、ノートPCの人気サイズである13~14インチの機種を4機種ピックアップしました。

・HP 「OmniBook Ultra 14 AI PC」:AI利用に特化したいならこれ

↑写真はQualcommモデルのカラー「ストーンブルー」。一方のIntelモデルは「シルクサンド」で、CPUごとに異なる色展開となっている。
項目QualcommモデルIntelモデル
CPU(SoC)Snapdragon X2 Eliteインテル Core Ultra プロセッサー (シリーズ3) ※型番詳細非公表
AI性能(NPU)最大85TOPS非公表
メモリー / ストレージ非公表非公表
外形寸法(W×D×H mm)非公表(最薄部10.7mm)非公表(最薄部10.7mm)
画面サイズ・解像度14型・最大3K OLEDタッチ14型・最大3K OLEDタッチ
重量(g)1,280g 〜1,280g 〜
主要インターフェース非公表非公表
価格(最小構成・税込)269,500円 〜319,000円 〜

AI処理に強いPCとしてまず挙げたいのが本機種です。CPU違いのバージョンが用意されており、一つは画像生成や動画関連のAI処理に強いとされる「Intel Core Ultra シリーズ3」搭載モデル。もう一つは、最大85TOPSという驚異のスペックを誇る「Snapdragon X2 Elite」搭載モデルです。

最薄部10.7mm、重量1.28Kgというコンパクトな作りに加え、20種類の米軍調達基準(MIL-STD-810)にクリアした堅牢性もあり、モバイル用途に最適。また、ユーザーの首の傾きや体の角度を検知し、人間工学的に正しい姿勢を促す姿勢検出機能にも注目です。

現状、細かなスペックが不明の部分も多いのですが、とにかくAI処理に特化したいという人はまずチェックしてほしい機種と言えます。

なお、HPはこの他に、タッチ対応のコンバーチブル型(2 in 1)の「HP OmniBook X Flip 14 AI PC」なども春モデルとして発表しており、こちらはintelモデルとAMDモデルがラインナップされています。

・Dell 「XPS 14」:所有欲を満たす美しいデザイン

↑本体カラーは2色展開で、画像は「グラファイト」。ミニマムで洗練されたデザインが目を引く。
項目内容
CPU(SoC)インテル Core Ultra X7 358H / Ultra 7 355 / Ultra 5 325
AI性能(NPU)最大約50TOPS
メモリー / ストレージ16GB・32GB・64GB / 512GB〜4TB SSD
外形寸法(W×D×H mm)309.52 × 209.71 × 14.62(OLEDモデル)または 15.20(LCDモデル)
画面サイズ・解像度14.0型 2.8K OLED(タッチ)または 2K LCD(非タッチ)
重量(g)約1,360g 〜(OLEDモデル) / 約1,380g 〜(LCDモデル)
主要インターフェースThunderbolt 4 (USB Type-C) ×3、ユニバーサル オーディオ ジャック
価格(最小構成・税込)280,600円 〜

Dellは2025年1月に、ビジネス向けのノートPCブランド「XPS」などの名称を廃止しました。ところがほぼ一年でこれを撤回。再びXPSの名前を冠して登場したのが本機です。まず注目したいのがデザインの美しさ。削り出しのアルミニウム素材の外装やガラス製のパームレストなどが、所有欲を満たす高級な質感を実現しています。

一方、このシンプルな美しさのため、インターフェースはThunderbolt 4を3基とイヤホンジャックを備えるのみという潔い仕様になっていることはチェックしておきましょう。

本機種はカスタマイズの幅が広く、最新のインテル「Core Ultra シリーズ3」の中から3つのプロセッサーを選択可能。特に上位の「Ultra X7 358H」は16コア構成と強力で、メモリーも最大64GBまで搭載できるため、スリムな外観からは想像できないほどの処理能力を詰め込むことができます。

なお、XPSには大画面版の「XPS16」もラインナップされています。

・ASUS 「Zenbook 14 UM3406GA」:Ryzen搭載のバランスの良い一台

↑ディスプレイ部分には超狭額ベゼルを採用し、本来カラーは「ジェードブラック」1色展開。
項目内容
CPU(SoC)AMD Ryzen AI 7 445 プロセッサー
AI性能(NPU)最大 50 TOPS
メモリー / ストレージ16GB / 1TB SSD
外形寸法(W×D×H mm)312.4 × 220.1 × 14.9
画面サイズ・解像度14.0型 WUXGA (1,920×1,200) 有機EL・タッチパネル
重量(g)約 1.28kg
主要インターフェースUSB4 (C)×1、USB 3.2 Gen2 (C)×1、USB 3.2 Gen1 (A)×1、HDMI 2.1、オーディオジャック
価格(最小構成・税込)259,800円

AMD Ryzen AI 7 445を搭載した14型Copilot+ PC。最大50TOPSの強力なNPU性能を、洗練された筐体に凝縮しています。

ASUSのZenbookシリーズらしい「薄さ14.9mm」のアルミ筐体は、米軍調達規格(MIL-STD-810H)準拠の堅牢性も兼ね備えており、約1.28kgという軽さと相まって持ち運びのストレスを感じさせません。

ディスプレイには色鮮やかな14インチの有機EL(OLED)を採用。1,920×1,200ドットの解像度とタッチパネル対応により、直感的な操作と美しいビジュアル体験を両立しています。

インターフェースは最新のUSB4に加えてHDMI 2.1やUSB-Aポートも備えるなど十分な実用性を確保しています。

派手さはありませんが、最新のAI機能とPCとしての使い勝手がバランスよく詰め込まれた一台と言えます。

・FCCL「FMV Note U」:800g台の驚異の軽さを実現

↑キーピッチは約19mm。FMVはキーボードの押下しやすさに定評がある。
項目Snapdragon搭載モデル (UQ-L1)Intel搭載モデル (U59-L1)
CPU(SoC)Snapdragon X X1-26-100Intel Core Ultra 5 226V
AI性能(NPU)最大 45 TOPS最大 40 TOPS
メモリー / ストレージ16GB / 512GB SSD16GB / 512GB SSD
外形寸法(W×D×H mm)308.8 × 209 × 16.3~17.8308.8 × 209 × 15.8~17.3
画面サイズ・解像度14.0型 WUXGA (1,920×1,200)14.0型 WUXGA (1,920×1,200)   ※タッチ対応ディスプレイ
重量(g)約 876g (ピクトブラック)/ 約 886g (シルバーホワイト)約 908g
主要インターフェースHDMI、USB Type-C (USB4)×2、USB Type-A×2、LAN、microSDHDMI、USB Type-C (Thunderbolt 4)×2、USB Type-A×2、LAN、microSD
価格(税込・実売目安)オープン価格オープン価格

FMVの「Note Uシリーズ」に2026年春、Copilot+ PCに対応する2つの新製品が加わりました。まずはFMV初となるSnapdragon搭載モデル「UQ-L1」。本機種最大の魅力が軽さです。1Kgを切るどころか約876gという圧倒的な軽さを実現しています(ピクトブラックの場合。シルバーホワイトは約886g)。MIL規格(MIL-STD-810H)にも準拠しているほか、アイドル時で約41時間という電池性能を持つなど、徹底的にモバイルを意識した製品です。

もう一つは、Intel CPU搭載モデルの「U59-L1」です。Intel Core Ultra 5 226Vを搭載した本機の場合、重量が若干重くなることに加え、電池性能はアイドル時で約34時間とSnapdragon搭載モデルに及ばないように見えます。しかし、こちらのモデルはタッチ対応ディスプレイになっていることが強みとなっています。

なお、上記はそれぞれ家電量販店などで販売されているカタログモデルですが、富士通の直販サイトでは細かなカスタマイズが可能なモデルも販売されています。

16インチ以上クラス:大型・スタンダード2選

16インチ以上の最新モデルを2つピックアップしました。据え置きでエンタメを楽しむのに最適な機種と、大画面なのに持ち運びもできる機種という、個性が際立つラインナップです。

・NEC 「LAVIE N16」:ディスクドライブ付きの「家庭用パソコン」

↑カラバリは写真の「パールブラック」のほか、「ネイビーブルー」「オリーブグリーン」「パールホワイト」の4色展開。
表組み項目内容
CPU(SoC)AMD Ryzen 7 7735U / インテル Core i5-1335U / i3-1315U
AI性能(NPU)
メモリー / ストレージ16GB・32GB (DDR5) / 約512GB・約1TB SSD (PCIe)
外形寸法(W×D×H mm)約 362.4 × 253.5 × 24.6 mm(突起部、バンプ部除く)
画面サイズ・解像度16.0型ワイド WUXGA(1,920×1,200)IPS液晶
重量(g)約 2,200g (約 2.2kg)
バッテリー(公称)約 6.0 〜 7.7時間(アイドル時・JEITA 3.0)
主要インターフェースDVDスーパーマルチ、USB 3.2 Gen2 Type-C×1、USB 3.2 Gen1 Type-A×2、HDMI、LAN
価格(税込・実売目安)オープン価格

今期は多くの機種がCopilot+ PC対応となっていますが、AIをフル活用する予定がない人にとって、最新のAI専用チップ(NPU)を積んだマシンはオーバースペックになる可能性があります。

そんな人にチェックしてほしいのが本機種です。Copilot+ PCではありませんが、普段使いには十分なスペックを備えています。16インチの大画面、今では珍しくなったDVDスーパーマルチドライブ、HDMIやLANコネクターなど豊富なインターフェース、そしてテンキー付きキーボード。まさに昔ながらの「家庭用パソコン」が、今の時代に合わせて正当進化した一台といえます。

なお、上記の表は店頭販売モデルのものですが、Web限定モデルではDVDの代わりにブルーレイディスクドライブを選ぶことも可能です。

・Acer「Swift Air 16」:16インチで1Kgアンダー。「大画面モバイル」ならこれ

↑カラーは「ライトシルバー」のみ。マグネシウムアルミニウム合金ボディは高級感のある質感で◎。
表組み項目内容
CPU(SoC)AMD Ryzen AI 7 350 プロセッサー
AI性能(NPU)最大 50 TOPS
メモリー / ストレージ32GB (LPDDR5x-7500) / 1TB SSD (PCIe Gen4)
外形寸法(W×D×H mm)約 358.9 × 239.7 × 15.9 〜 16.5
画面サイズ・解像度16.0型 WUXGA (1,920×1,200) 非光沢IPS液晶
重量(g)約 990g
バッテリー(公称)約 13時間
主要インターフェースUSB 3.2 Type-C (Gen1)×2、USB 3.2 Type-A (Gen1)×1、HDMI、イヤホンジャック
価格(最小構成・税込)オープン価格

大画面PCは据え置きで使われることが多いものですが、「大画面モバイル」を実現できるのがAcerの「Swift Air 16」です。16インチディスプレイを備えながら、重量は1kgを切る約990g。マグネシウムアルミニウム合金を採用して、堅牢性も確保しています。

中身も一切の妥協がありません。最新の「AMD Ryzen AI 300シリーズ」を搭載し、NPU性能は最大50 TOPSに到達し、Copilot+ PCの要件を満たしています。

32GBの大容量メモリー、1TBの高速ストレージを標準搭載している点も心強い限り。外出先でも16インチの作業領域を確保でき、最新のAI機能をサクサクこなせるパワーが備わっています。「場所を選ばないプロフェッショナルな作業環境」を求める人に最適なAI PCといえます。

日本未発表の機種も発表が待たれる

ここまで紹介してきたとおり、2026年春の新作PCは、「AI処理能力の向上」および「CPU選択肢の拡大」が大きなトピックです。この2つを念頭に、サイズや重さ、インターフェースなどで自分に合ったものを選ぶと良さそうです。

改めて、今回紹介した機種を整理してみましょう。

・AI機能をフル活用したいなら:HP 「OmniBook Ultra 14 AI PC」

・バッテリー交換可能なら:dynabook 「dynabook X83/PA」

・デザインにもこだわりたいなら:Dell 「XPS 14」
・バランスの良いPCなら:ASUS 「Zenbook 14 UM3406GA」
・軽い持ち運び用PCなら:FCCL「FMV Note U」

・ドライブ付きのライトなPCなら:NEC 「LAVIE N16」
・大画面モバイルPCなら:Acer「Swift Air 16」

今期はここで紹介した以外にも、各社さまざまな新製品を販売、あるいは発表予定です。例えば、Lenovoはすでに海外で 「ThinkPad X1 Carbon Gen 14 Aura」を発表しており、こちらの国内発表も期待されています。

部材高騰や円安の影響で今後さらなる値上げが危惧される今こそ、PCの買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。

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