スマスピの可能性を大いに拡張するガジェット「GHKit Plus」が期待高

ink_pen 2018/7/19
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スマスピの可能性を大いに拡張するガジェット「GHKit Plus」が期待高
石井 徹
いしいとおる
石井 徹

フリーライター。ガジェットをこよなく愛し、特にスマートフォンは通算100台近くを購入。携帯電話専門媒体の編集記者を経て今に至る。旅行も趣味で、暇ができると国内を放浪している。

ITベンチャーの「てとてとて」は、スマートスピーカーの拡張キット「GHKit Plus」を発売しました。

 

↑Raspberry Piが付属する標準構成で1万9440円。Raspberry Piを別途用意する人向けにmicroSDカードのみ(1万800円)でも販売される

 

GHKit Plusは、Google Home、Amazon Echo、LINE Clovaといったスマートスピーカーを拡張するキット。さらに、一般的なBluetoothスピーカーに、スマートスピーカーのような機能を持たせることもできます。その機能は、音声で「通知」すること。具体的には、サービス間連携プラットフォームの「myThings」や「IFTTT」から得られた情報をスピーカーで再生するのです。

 

myThingsやIFTTTは、無料で使えるWebサービスで、複数のサービスを連携させて、「●●したら(条件)」→「●●する(動作)」といった一連の動作を自動で行うよう設定できます。GHKit Plusは、この「動作」側のデバイスとして利用できます。

 

例えば、天気予報サービスと連携して「雨が降りそうだったら、スピーカーでお知らせする」といった設定や、「●●さんがツイートしたら、スピーカーで読み上げる」といったように活用できます。

 

↑IFTTTやmyThingsを通じて、さまざまなサービスの情報を読み上げ可能

 

また、ソニーの「Mesh」など、IFTTTやmyThingsに連携できるIoTデバイスとも組み合わせ可能。例えば、Meshの人感センサーと組みあわせて、「家の玄関に人が来たときにリビングでお知らせする」といった使い方もできます。myThingsとIFTTTに登録されているすべてのサービス(トリガー)を利用できるので、発想しだいでさまざまな使い方ができます。

 

GHKit Plus用のスマートフォンアプリも用意。アプリのボタンを押して、定型メッセージを自動で再生する機能なども用意されています。

 

↑アプリに話しかけた内容を伝言メモのように再生も

 

GHKit Plusはミニコンピューター「Raspberry Pi」上で動作するサービスで、利用には有線LAN接続できる環境とBluetoothスピーカーまたはスマートスピーカーが必要です。

 

普通のBluetoothスピーカーもスマートに使える上、スマートスピーカーでは通知機能を持たせてより便利に使えるGHKit Plus。便利に使えるように工夫する過程も楽しめそうですね。家のスマート化に興味があるなら、試してみてはいかがでしょうか。

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