Twitterが「抜けたい会話から自分を外せる」新機能をテスト開始。巻き込みリプやハラスメント防止か

ink_pen 2022/4/8
  • X
  • Facebook
  • LINE
Twitterが「抜けたい会話から自分を外せる」新機能をテスト開始。巻き込みリプやハラスメント防止か
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

Twitterは、ユーザーが参加したくない会話から自分を外せる新機能「Unmention」をテストしていることを発表しました。今のところテストに過ぎませんが、「巻き込みリプ」などにうんざりしたユーザーに歓迎されることになりそうです。

↑Twitter Safetyから

 

Twitterでは、自分のツイートに対する返信ながらも話が望まない方向にそれたり、ほかの人達の会話に巻き込まれたり、ときには嫌がらせ目的でメンションを付けられることもあります。Unmentionは、そうした巻き込みリプやハラスメントからの自衛を目的としているようです。

 

テスト対象となったユーザーは、リプライの横にある「3つのドット」メニューから「この会話から抜け出す」を選べるようになります。これをクリックすると「あなたのタグ付けを解除する(メンションをなくす)」「メンションできなくする」「通知を止める」との但し書きが表示され、それに同意すると会話から外れられるしくみです。

 

2021年6月にTwitterのプロダクトデザイナーDominic Camozzi氏が、自分へ言及できなくなるーーといった詳細をコンセプトとして公開していました。それから1年弱、ようやく実現に向けて動き出したかっこうです。

 

最近Twitterはハラスメント対策を次々と打ち出しており、今年2月には嫌がらせや攻撃的なツイートなどを自動ブロックする「セーフティモード」のベータテストを、英語圏の約半数のユーザーに拡大する(日本は対象外)と発表していました

 

これらの施策は、都合の悪いリプライを封じ込めるために利用される恐れも指摘されていますが、「快適性と公正さのバランス」をどう取るかは、今後もTwitterにとって課題となりそうです。

Source:Twitter Safety
via:TechCrunch

Related Articles

関連記事

もっと知りたい!に応える記事
Special Tie-up

注目記事

作り手のモノ語りをGetNavi流で