オバマ元大統領、ヤケドのおそれで回収騒ぎとなったスマートウォッチを今でも愛用?

ink_pen 2022/11/7
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オバマ元大統領、ヤケドのおそれで回収騒ぎとなったスマートウォッチを今でも愛用?
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

バラク・オバマ元大統領は、健康管理に定評あるスマートウォッチ「Fitbit」を愛用していることで知られています。かつて同社の「Surge」(日本未発売)を着けてインタビューを受ける姿が報じられ、Fitbit公式アカウントもそれをアピールしていました

↑Image:CNN

 

その後もFitbitシリーズを乗り換えていたようですが、リコール(自主回収)となったモデル「Ionic」を今でも使っていると指摘されています。

 

このFitbit Ionicは2017年に発売され、日本でも販売されていたモデルです。カラー液晶タッチパネルや3つの物理ボタン、交換可能なバンドやGPS内蔵のほか、スマートフォンからの通知も受けられ、NFCチップ搭載により非接触型決済にも対応。

 

またバッテリーは最大で4日以上持ち、iPhoneとAndroidスマホの両方ともペアリング可能。ちょうど同じ時期の、Apple Watch Series 3と競合する製品でした。

 

しかし、2022年3月にはFitbitが公式にIonicのリコールを発表しています。バッテリーが加熱し、ヤケドをする危険性があるためです。ほかのFitbit製品には影響を及ぼさないとしつつ、返金することが表明されています

 

さてオバマ氏は米国の中間選挙(大統領の任期の「中間」に行われる議会選挙)で民主党候補の応援に駆けつけていますが、そこでFitbit Ionicのスポーツバンドと思しきものを着けているのが確認されました。右側にある2つのボタンがはっきりと見え、純正の文字盤の1つを使っていることも判明しています。

 

米国ではFitbit Ionicのバッテリーが過熱したとの報告が100件、ヤケドの報告が78件あったと公表されており、元大統領もほかのFitbitモデルに乗り換えた方がよさそうです。リコールは米国で販売された100万台と海外での70万台すべてに適用され、日本のユーザーも返金が受けられます。

 

Source:CNN(YouTube)
via:9to5Google

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