Twitter、有料APIの提供を再延期。リストラしすぎて人手が足りない?

ink_pen 2023/2/15
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Twitter、有料APIの提供を再延期。リストラしすぎて人手が足りない?
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

Twitterは外部アプリと連携できる有料APIの提供を、再び延期すると発表しました。

twitter-Logo
↑Twitterは2月2日にAPI有料化を発表していた

 

開発者向けアカウントTwitter Devは、「開発者コミュニティに最適な体験を提供するための努力の一環」として、新APIのリリースを数日延期する予定だと述べています。

 

Twitterが無料のAPI提供を停止して有料化を始めると発表したのは、今月2日のこと。その時点では9日に無料版のアクセスを打ち切ると予告していましたが、結局は13日に締め切りを延期。今回、さらなる先送りとなりました。

 

イーロン・マスクCEOは有料APIについて、月額100ドル程度となり、ボットの悪用を封じるため「ID認証」を追加する可能性を示したほかは具体的な説明をしていません。またTwitter公式には、1ヶ月あたり最大1500ツイートを許可する無料アクセス権も準備する予定だと述べていました

 

TwitterのAPIを使っているのは、サードパーティ製クライアントやボットだけではありません。たとえば研究者などが、ネット上でのヘイトスピーチやハラスメント、様々な地域における人間行動の研究に活用している例もあります。また、つい先日のトルコとシリアの大震災で被害状況を確認するためAPIを使おうとしたところ、最近仕様が変更されたために作業が阻害されたとの報道もありました

しかし一方で、Twitterはマスク氏が買収した直後に大量のリストラを始めており、今年に入ってからも「トップエンジニア」が解雇されたとの報道も。有料APIの開発を急ぎたくても、人手が足りないのかもしれません。

 

Source:Twitter Dev
via:Engadget

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