生成系AIを導入したAndroid版Gmailアプリ、こんな感じです。「書くのを手伝って」ボタンで下書きを作成!

ink_pen 2023/3/24
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生成系AIを導入したAndroid版Gmailアプリ、こんな感じです。「書くのを手伝って」ボタンで下書きを作成!
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

先週GoogleはGmailなどのビジネスアプリケーション「Google Workspace」などに生成系AIの機能を導入すると発表し、今週には会話型AIサービス「Bard」の早期アクセス登録受付を始めるなど、積極的にAIへの取り組みを打ち出しています。

↑Gmail

 

それを裏付けるように、Android版のGmail最新版(バージョン2023.03.05.515729449)ではメール作成画面で「書くのを手伝って」とAIに手伝ってもらえるボタンが表示されることが分かりました。

 

米9to5Googleによると、最新版Gmailではキラキラした杖のアイコン(Help me write)が表示されるとのこと。これをタップするとテキスト入力ボックスが開き、Gmailに何を書くか指示を与えることができます。そのプロンプト(指示)が短すぎる場合、Gmailは 「プレビューを作成するためもっと書いてください」と要求。そうして書き終えたら「作成」をタップすると、メール本文を書いてもらえるという流れです。

Image:9to5Google

 

もう1つ、「メッセージをリライトして(Refine my message)」機能も追加されています。こちらは、すでにメール本文に何か書いてある場合、ボタンをタップすると、AIが文章を書き直したり、分かりやすくするというもの。

 

そうして出来た文章をそのまま使ったり、「別のものを見る(View another)」で丸ごと作り直させることもできます。また生成されたテキストに対して、「いいね!」や「よくないね!」を付けることも可能です。

 

GmailとGoogleドキュメントは、生成系AIが導入される最初のWorkspaceアプリとなり、Googleはこれらを「信頼できるテスター」向けに年内、順次展開する予定です。一般ユーザーも広く利用できるようになる日を、心待ちにしたいところです。

 

Source:9to5Google

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